〔トラブルは起こるという前提で〕
輸出禁止の警告メールが
以前、貿易をしていると法律関係が大変ということを書きました。
国をまたぐ商売なので、税関のこともありますし、国によって取扱禁止のものがあったりして、全てを覚えるのは私には難しいです。
そこで、都度、自分なりにルールをまとめたファイルを見ながら確認するのですが、漏れはあるものです。
先日、
「これは輸出禁止品ですよ」
という連絡を受けてしまいました。
私のファイルでは『輸出禁止品』に入っていないし、輸出関係のHPにも載っていないので、おそらくはメーカーの方で販売を禁止しているのだろうと思いました。
けれども私はこのメーカーときちんと卸ー小売の契約をしているのです。
そこで契約書を見直してみると……ありました。
「海外への販売は禁止しています」
この文を見落としていたのですね。
急いで取り消しの手続きをし、警告を受けただけで特にお咎めはなかったのですが、最初に警告メールを見た時は一瞬ドキリとしました。
マンパワーよりもシステムで解決
私たちの仲間の中には
『トラブルは仕組みで解決しよう』
という合言葉があり、どんなに気をつけていてもこういうことがあるのは想定内でした。
おかげで冷静に対処することができました。
「なんで見落としちゃったんだろう……」
と気落ちしていても何も生まれないので、
- 見落としがないか再度各契約書を見直す
- 禁止品ファイルに付け加える
- 他にも扱っている人がいるかもしれないので仲間にシェアする
などの対応をしました。
「なんで」よりも「どうやって」が重要ですね。
考えてみると、私たちの周りには毎日大小様々なトラブルが起きます。
あなたは今あるトラブルに、どのような仕組みで対処しますか?
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