〔どきどきの小学校デビュー目前〕
保護者が不安に感じているのは
株式会社小学館集英社プロダクションが実施した『4月から小学校に入学する子を持つ全国の保護者に対するアンケート調査結果』を読みました。
それによると、60.6%の保護者が子供の小学校入学に不安を感じており、特に第一子の場合は不安が77.2%に高まるそうです。
一瞬、とても高い感じがしましたが、自分の子供が入学する時のことを考えると、そうだな、このくらいの数字かな、という気もします。
不安に思う内容を見ると、大きくは
- 『学校生活全般』37.6%
- 『お友だちとの関係』27.5%
- 『学習に関すること』16.7%
- 『その他』
となっていました。
学校生活全般に関しては、子供が学校生活になじめるだろうかということと共に、
- PTAのこと
- 担任との関係
- ママ友との関係
など、自分自身についても不安があるのではないでしょうか。
同様にお子さんも、
- 保育園や幼稚園とどう違うのかな
- お友達はできるかな
- 先生はどんな人かな
- 勉強は難しいかな
など、不安を感じていることでしょうね。

学習に取り組むことによる期待は
逆に、学校あるいは家庭で学習に取り組むことによる期待は、
- 『自分の考えを人に伝えることができる』53.7%
- 『自ら取り組む』52.4%
- 『自分なりの考えを持つことができる』50.0%
- 『学習習慣がつく』47.6%
- 『楽しく取り組む』37.8%
- 『人の考えを理解する力がつく』
- 『何度も試行錯誤できる』
- 『学校のテストで良い点が取れる』
- 『希望する学校に入れる』
- 『タブレットなどを使いこなせる』
となっていました。
ここに挙がっている表現力、主体性、理解力などは、全て小学校の指導要領に掲載されている『身につけさせたい力』であり、学校で取り組むことです。
けれどもこの辺りは、「小学校に入ったから身につく」というものではなく、お子さんの個性、学級や担任との相性によっても身につき方が違ってくるので、やはり基本は家庭だろうと思うのです。
その子なりの表現の仕方、その子なりの理解の仕方などを一番よく知っているのは保護者であるはずだからです。
担任に、
「うちの子の、こういうところを伸ばしていきたいです」
「うちの子はこういう特性をもっているので、こういう部分が不安です」
という話をできると良いですね。

先輩ママからのアドバイス
先輩ママとして言わせていただくと、
- 『自分の考えを人に伝えることができる』
- 『自ら取り組む』
- 『自分なりの考えを持つことができる』
- 『楽しく取り組む』
- 『人の考えを理解する力がつく』
- 『何度も試行錯誤できる』
というのはそのまま、小学生の子供をもつ保護者にも必要な力だと思うので、お子さんと一緒に学んでいって欲しいなと思います。
お子さんが小学校生活に期待をもてるよう、
「お母さんが入学した時はね……」
と、楽しいお話をしてあげてください。
ただ、時代や地域によって違う部分もたくさんあるので、
「お母さんの頃はこうだったけど、今はどう変わっているかな?」
「お母さんが通った学校はこうだったけど、君の入学予定の学校はどうかな?」
などと、楽しい想像ができると良いですね。
お子さんの小学校入学時の不安や期待はどんなものですか?あるいはどんなものでしたか?
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