〔実り多い一日〕
文学フリマは初体験
昨日は博多で開催された、文学フリマに行ってきました。
文学フリマは小説や詩や短歌などの創作をしている方々が自分たちの作品を販売する、コミケの文学版といったイベントです。
私は初参加でしたが、娘が何度か参加したことがあったので、今回は連れて行ってもらった感じでした。
街中のビルの8階にある大ホールに入ると、200近くのブースが並び、個性豊かな作品がずらりと並んでいました。
娘のように慣れている人は、事前にネットで好きな作家を探したり、気になる作品をチェックしたりして、そのブースを目指して行ったりするようです。
私は順番に歩いて回り、気になる本や作品があったら見本を見たり、チラシをもらったり、説明を聞いたりして、気に入ったら購入をするという参加の仕方をしました。
足を止めた場所と購入した場所
全てのブースを回り、私が足を止めたのは次の場所でした。
- ブースの飾り付けが私好み
- 見本をつい手に取ってしまうような自然な声かけがあったところ
- 作品の題名やポップが気になったもの
- 作品の表紙が好みのもの
- 無料の配布物(栞や小冊子など)を配ってくれるところ
見本を見て購入に至ったのは
- 目次に惹かれたもの
- 読みやすいもの(行間、フォント、字数など)
- 本の作りがきちんとしているもの
- 作者の「好き」が直球で伝わってくるもの
私も今、本を作っている最中なので、どんな本が自分好みなのか、どのような宣伝の仕方があるのか等がわかって、とても勉強になりました。
集まっていたのは
たくさんあるブースの中で、人が大勢集まっていたのはオマージュ作品を販売していたブース。
名画を手本にして自分なりに描いた絵葉書等を売っているところと、『イタコ漫画家』として有名な田中圭一さんのところでした。
もともと有名な作品を模写したり、パロディ化したりしているので、わかりやすいのだと思いました。
わかりやすいけれど個性もある、そのバランスが難しいなと思います。
文学を創るのが大好きな人たちが自分の作品を広めるために集まって、それらの作品を求めて文学を読むのが大好きな人たちが集まる、文学の祭典はとても楽しかったです。
『好き』の追求は人生を豊かにするな、と改めて思いました。
あなたはどんな『好き』を追求しますか?
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