〔今ならわかる無駄の解消法〕
物販を通して教育現場を思う
現在注力している物販では、たくさんのことを学んでいます。
よく『物販は全てのビジネスの基礎である』といいますが、本当にそうだなと思います。
私の輸出業は、まもなく完全に自分の手を離れる感じで、それができれば学んだことをもとに販路を拡げたり、『もの』以外の販売を考えることも可能になると思っています。
ここで教員時代を思い出すと、次のように比較することができます。
物販のメインの仕事は品物を届けること、教員のメインの仕事は子供の教育。
- ネット物販では品物を届けるために、求められている商品を探し、商品を仕入れ、カタログを作り、お客様とやりとりをし、買っていただいた商品を発送します。
- 教員は子供を教育するために、指導要領を勉強し、教材研究をし、授業をし、行事等をやり、子供たちの個別対応をし、保護者対応をし、評価をし、部活や少年団をし、校内外で会議をします。
物販業も教員業も、プロになろうと思えば勉強と経験が必要で、仲間との協力が必要等の共通点があります。
でも決定的に違うのは、仕事を人に任せられるかどうかです。
余人を以て代え難いという美辞麗句
物販ではリサーチも、仕入れも、出品も、顧客対応も、発送も、そしてスタッフの教育も、全て人に任せることができるので、経営者は時間をつくって他のことを考えたり実践したりすることができます。
けれども教員は、担任がクラスのことを一手に引き受け、何一つ誰かに任せることができません。
そして多忙で余裕がなく、トラブルが発生すれば時に理不尽な責任を負わされます。
教育を外注化することはできないけれど、せめて、授業を行う担任が他の全てのことまでやらなくて済むよう、学校に各専門家をおいて欲しいものです。
- 研修部等の分掌を担任が兼任するのでなく各分野の専門家をおく
- 英語指導やパソコン指導や各種行事にも専門家の力を借りる(各地域にそういう人材がいると思います)
- 子供の心のケアは心理士等と協力する
- 困った保護者の対応は弁護士がする
- 部活動指導も専門の指導者に依頼する……。
己にビジネスマインドがあれば
現役教員の頃、自身にビジネスマインドがあれば、教育委員会への要望の仕方等も違っていたなと思います。
外の世界に出たから見える学校社会のおかしさを、そろそろまた発信していこうかと考えているところです。
あなたはどんなことを人に任せていきたいですか?
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