『2019.5.15の相談〜転校したくない』
仲良しのお友達がいたり、習い事や少年団で活躍していたりしたら、転校をするのは嫌なものですね。そうでなくても、慣れ親しんだ学校を離れて、見知らぬ土地の学校へ行くことには、多くの不安を感じることでしょう。
転校の理由の多くは、親の仕事の都合や住居を移る場合なので、子供にはどうしようもできませんが、嫌だ、不安だという気持ちは表出してもらった方が良いと思います。
「親はわかってくれている、でもどうしようもない」
と思うのと、
「親は自分の気持ちなどわかってくれない」
と思うのとでは、気のもちようが随分違ってくるからです。
《親子の会話例》
(子)同じ班のAさん、1学期いっぱいで転校するんだって。
(大人)そうなんだ。Aさんのおうち、転勤族だもんね。
(子)転校が嫌だって元気なくしてて、かわいそうなんだ。
(大人)そうだよね。
(子)あんまり遠くじゃないみたいだから、休みの日とかに遊びに来ればいいじゃんって言っといた。
(大人)そうだね。引越、夏休みでしょ?親御さんも準備とかで忙しいと思うから、うちに遊びに来てもらったら?
(子)そうだ。班のみんなで集まって、お別れパーティーしてもいい?
(大人)いいねー。せっかく同じ班になったんだもんね。やろう、やろう。
引越に関わって、大人はやることがたくさんあって忙しいことと思いますが、お子さんへの気遣いはしてあげたいものです。
話をする中で、自分も言葉や文化の違いに不安があるということ、新しい場所で新しい出会いがあるかもしれないのは楽しみだということ、人生を長い目で見たら様々な価値観を学ぶ良い機会だということ、困ったことがあったら親や先生に相談してほしいということをぜひ伝えてあげてください。
もしも転校先の学校を選べるのであれば、お子さんが所属していた少年団や習い事が続けられる場所や、お子さんの性質に合った学校を探せると良いですね。
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