『2019.3.20の相談〜まずい給食、食べなきゃダメ?』
給食が苦手という子はけっこういて、私もその1人でしたが、苦手な理由は様々です。
教員時代の給食時間を思い返すと、
「給食がまずい」
という子は、大抵は
「家で食べる食事と味が違う」
「食べ慣れない食材が受け入れられない」
のどちらかでした。
でも、味の好みは人それぞれなので、全員の好みに合う給食を作るのは不可能です。
食材の質がすごく悪い、調理がすごく手抜きといった問題がない場合は、家庭での食事の見直しも必要かもしれません。
《親子の会話例》
(子)うちのクラス、給食の残食が少ないんだって。
(大人)そうなんだ。いいねー。
(子)僕とかA君がお代わりいっぱいするからかな。
(大人)そうだね。いっぱい食べる子がいると、他の子もつられて食べそうだしね。
(子)出てくる料理の中には苦手な味のもあるんだけど、食べないとお腹すくもん。
(大人)はじめは嫌だって言ってたけど、食べてるうちに好きになったメニューもあったよね。
(子)うん、うん。お母さんに「うちでも作って」って頼んだりね。
(大人)おかげで私もレパートリーが増えたよ。
学校によっては『給食だより』に、旬の食材についての情報や、栄養バランスの話、調理の工夫などの記事を載せてくれるところがあります。
そういうものを親子で一緒に読んで、
「食べ慣れないものにも挑戦してみる」
「栄養バランスが考えられているので、できるだけ食べるようにする」
「食材が調理されるまでに関わった方々(農家さんや、運搬業の方や、調理員さん)のご苦労を想像する」
「生命をいただいて私たちは生きているということを知る」
「日本の貴重な食文化について考える」
ということをしていくと良いのかなと思います。
そして、家庭の食事の塩分量が多くないか?(「給食は味が薄い」と言う子が多いです)、
献立が偏っていないか?
などを振り返る機会にもしていただきたいと思います。
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