〔意志の強さが試されている〕
思い出す禅宗のお説教
新しい事業に取り組み始めて1ヶ月ちょっとが過ぎました。
当初考えていたよりも準備に時間がかかっています。
ともすると、いつまで同じ作業を繰り返すのかなあという気持ちが、頭をもたげてきます。
そんな時に思い出すのが、父の本棚にあったお説教(父は禅宗の住職でした)の本で読んだお話。
意味のないことに思えても
確か、あるお金持ちが、『底のない柄杓で桶いっぱいの水を汲める者』を後継ぎにするお話でした。
お金持ちの後継ぎになりたい人はたくさんいたけれど、ほとんどの人は
「底のない柄杓で水を汲めるわけがない」
と言って、諦めたそうです。
けれども一人が挑戦し、見事に後継ぎになりました。
挑戦した若者は、底のない柄杓で何度も何度も水を汲み、ほんのちょっぴり柄杓から落ちるしずくを集めて、何日もかけて桶いっぱいの水を集めたのです。
お金持ちは、挑戦する気持ち、工夫する知恵、諦めずに継続する力等を試したのでしょう。
子供心にこのお話は、なるほど!と思い、印象に残ったものの一つになりました。
強い意志を保ちミッションを遂行
今、私が行っていることも、底のない柄杓で水を汲んでいるような行為かもしれません。
毎日取り組んでいると昨日との違いは見えにくいけれど、1ヶ月前と比べたら、ずいぶん作業が速くなったし、この期間にたくさんの新しいことに挑戦しました。
ですから、水は確実にたまっているものと考えています。
自分の成長を信じて、あと4ヶ月、諦めることなく続けていきたいと思います。
あなたは底のない柄杓で水を汲み続けるように何かに取り組んでいますか?
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