〔娘の誕生日に思う〕
家族3人で祝う最後の誕生日
私事ですが、今日は娘の31歳の誕生日です。
娘はあと1週間ほどで嫁いでいく予定なので、家族三人でお祝いするのは、これが最後かもしれません。そう思うと、なかなか感慨深いものがあります。
思い出が募る記念日
31年前の今日……
- 前日の夜から陣痛が始まってお風呂に入れなかったので、病院に行く前に慌ててキッチンの湯沸かし器で髪を洗ったこと
- 出産直前の昼食を食べすぎて看護師さんに注意されたこと
- ボーリング場の夜の時間帯のバイトで疲れていた夫が待合室で爆睡して立ち会えなかったこと
- 出産後に飲んだお水がものすごく美味しかったこと
- 周りから
「そのお腹の出方は絶対男の子」
と言われ続けていてそのつもりだったのでびっくりしたこと - 生まれてすぐに
「お父さんにそっくりですね!」
と言われたこと……
たくさんの場面が思い出されます。
この日は天安門事件があり、テレビはそのニュースでもちきりでした。
訪れた“その日”
昨年、娘が結婚の話をしてきた時、ああこの日が来たなという感じでした。
その時は嬉しさの方が大きかったのですが、嫁ぐ日が近づくにつれ、寂しい気持ちが大きくなっています。
子供時代のアルバムをめくりながら、まるでさだまさしさんの『秋桜』の歌みたい、と思ったりしています。
さだまさしさんは嫁ぐ娘をもつお母さんだったことも、娘だったこともないだろうに(当たり前ですね)よくこの心情が分かるなと感心します。
娘はパートナーさんとネット上で知り合いました。
といっても、いわゆる『出会い系』ではありません。イラストレーターである娘は、自分の作品をネット上で公開しているのですが、それを見たパートナーさんが作品を気に入って連絡してきてくれたのがきっかけだそうです。
パートナーさんも芸術大学出身の油彩画を描く人で、一緒に美術館に行ったりしているうちに意気投合したとのこと。
今は酒蔵の蔵人さんをしていて、時々美味しい日本酒や酒粕を送ってきてくれます。
昨年我が家に遊びに来てくれて、一緒にお酒を飲んだり、由布院の美術館巡りの送迎をしたりして、楽しく過ごしました。とても楽しい、頼もしい方なので、素敵な子供が一人増えたようで嬉しいです。
ようやく迎えられる日
さて、娘の嫁入りはちょっと大変でした。
結婚式はもともとしない予定だったのでよかったのですが、4月に行くはずが新型コロナウイルス感染症の影響で延期に。
翌5月の飛行機も欠航。
今月の飛行機も欠航。
というわけで、計画変更で新幹線で行くことにしました。新型コロナウイルス感染症はまだ終息はしていないので、道中がやや不安ではありますが、無事に到着してくれることでしょう。
さあ、今日は久しぶりにケーキでも焼いて、夫に美味しいコーヒーを淹れてもらって、ゆっくり誕生日を祝いたいと思います。
あなたは大事な記念日をどのように過ごしますか?
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