蜜を集めるミツバチ

【ゴミ問題にどう取り組みますか?】

〔蜜蝋ラップが拓く地平〕

プラスチックフリーのラップ

あなたは『蜜蝋ラップ』を知っていますか?
プラスチックフリーで地球に優しい、みつばちの巣の『ろう』から作られたラップで、洗って繰り返し使うことができます。
使用頻度にもよりますが、およそ1年間は使えるので、いくつかのサイズを揃えておくと便利です。
蜜蝋には抗菌、保湿効果があるし、蜜蝋で包んだ食品がラップの中で呼吸をできるのだそうです。
冷蔵庫に入れると硬くなりますが、手のひらで温めると柔らかくなり、食品や食器の形にフィットします。

プラスチックゴミ問題

私が蜜蝋ラップに興味を持ったのは、プラスチックゴミ問題がきっかけです。
今、各国で、プラスチックごみをなくそうという様々な取り組みがなされていますが、プラスチックは便利で、ラップ以外にもレジ袋、ペットボトルなどに使われ、私たちの身の回りにたくさんありますね。
けれども使い捨てのそれらの製品が、ポイ捨てや不法投棄のために海洋プラスチックごみとなっています。

砂浜に打ち上げられたペットボトル

日本は特にプラスチック製品の利用が多いらしく、海外から来た方々が、
「日本ではどこへ行っても、過剰なほどプラスチック 性の袋に物を入れる」
と驚くほど、環境問題に関しては世界に遅れをとっています。
以前ご紹介したWWF(世界自然保護基金)によると、海洋プラスチックゴミの量は年間800万t、既に海に存在しているプラスチックごみは1億5000万tと推定されているそうです。

これらのゴミは海の生態系を壊し、海の産業を壊し、私たちの体を蝕むことになります。
私はプラスチックが悪いと言っているのではなく、有効利用をしつつ、海を汚さない取り組みをしていきたいなと考えているのです。
小学校の家庭科の授業でも4R(ゴミを減らすリデュース、再使用するリユース、再生させるリサイクル、修理して使うリペア)を学びますが、日頃の実践に結びついているでしょうか。

美しい地球環境を守る

私たちにできることとして

マイバックやマイボトルの使用、ポリ袋やプラスチック製ストローの使用を控えること、マイスプーンなどを常備すること、詰め替え用ボトルを利用すること、外で出たごみを分別して持ち帰ること、
「使い捨て用プラスチックの使用を減らしてほしい」
と要望すること……私たちにできることは結構あります。

その一つとして、私は蜜蝋ラップに注目しています。
滅多に外食をしない我が家では食材や食品の保存のためにラップが大活躍するので、これはなかなか大きな転換でした。
透明なプラスチックラップと違って、様々なデザインも楽しめるので、そのまま食卓に出しても、ラッピングしても可愛いです。
蜜蝋ラップは好きな布を使って手作りもできるので、そのうち『手作り蜜蝋ラップ講座』を開こうかなと考えています。

あなたはプラスチックゴミ問題にどう取り組みますか?

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