〔いよいよテレビでも先生問題を扱う〕
先生たちを応援する番組
『松岡修造の”聞いて下さい!先生も悩んでます”』を観ました。
「先生たちを応援する番組が放送される」
という情報を得て、予告情報を探したところ、
「先生たちの悩みを調査し、再現ドラマで紹介」
という番組とのこと。
しかも、そこに書かれていたのは
「教育の現場を変えないと」
「国が支えていかないといけない」
「先生の人間性やボランティア精神に支えられていて、システムとしては崩壊している」
といった、普段から私が発信している内容だったので、これは観なければ!と思っていたのです。
教師の事情は知られていない
感想は、思った以上に教師の事情は知られていないんだなということ。
それを広めてくれたのは、とてもありがたいなと思います。
- スマホを巡る問題(子供間のいじめ、ママ友間のいじめ)
- 運動会の問題(親のマナーの悪さ)
- 給食の問題(教師の負担、給食費未納問題)
等、よく実態の一部を表していました。
ツイッターで私が一番目にする部活動の問題では、
- 部活未亡人(私もそうでした!配偶者を部活指導にとられ、休日も一緒にいられない実態があります)
- 部活離婚(実際に同僚夫婦も生活時間のすれ違いが原因で離婚しました)
- 部活未婚(ただでさえ外部との出会いがない仕事なのに……)
等、初めて聞く単語も出てきました。
本当に一部ではありますが、よくぞ話題にしてくれた、という感じです。
番組の狙いは本当に“応援”なの?
ただ、出演された先生方がおとなしすぎて、
「もっと本音で話してほしいな」
と思いました。
きっと実名出演ではあれが限界だったのでしょう。
それと、テレビ番組だから仕方ないのでしょうが、ポジティブに終わらせようとして、最後で台無しになっちゃったなということ。
それまで
「先生ってそんなことまでしてるの?」
「先生の仕事多すぎ」
「もっと教育予算をつけるべき」
「司法等が入るべき」
というような流れだったのに、
先生たちが
「大変だけど、それを上回る喜びややりがいがある」
と言い、番組はそれを受ける形で
「先生たちは大変だけど頑張っている。みんなで応援したい」
で締めくくられてしまいました。
これでは先生の実態から来る問題について
「大変そうだけれど、それ以上にやりがいを感じているんならいいんじゃない?」
と思われかねません。
「先生を応援する」
というのが、
「今のシステムのままで頑張ってね」
というのであれば、がっかりです。
教育現場の実態を知る良い機会
この番組を観て、『モラルの低い親』が自分の言動を改め、マナー良く学校と付き合ってくれるようになるとは思えませんが、実態を知ってもらうきっかけにはなったのではないでしょうか。
こういう発信が増えていくことを望みます。
学校教育の問題は、教師、保護者だけでなく、国全体の問題だと思うので、私も教師の実態、学校教育の改革についてもっと発信をしていこうと思いました。
あなたはどのように先生たちを応援しますか?
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