『2019.5.4の相談〜嫌な係になっちゃってどうしよう?』
小学生には係活動があり、大抵はクラスの中で何らかの係に所属して仕事をします。係活動については担任に任されている部分が大きく、先生によって考え方が違います。
私は、低学年のうちはある程度サポートが必要だけれど、高学年になるに従ってプロジェクト風にしていき、本人たちの工夫に任せるのが良いと考えます。
私は無駄の多い学校生活の中で、係活動は社会に出た時に役立つ学びの一つだと思っています。なぜなら、活動に子供達の工夫が活かされるのであれば、自主性、企画力、行動力、カイゼンする力、責任感などが育つからです。
《親子の会話例》
(大人)おかえり。生き物係になれた?
(子)競争率激しくて、なれなかったー。
(大人)そうか、残念だったね。何係に決まったの?
(子)それが、一番嫌だった整頓係。
(大人)わあ、整理整頓が上手になれていいじゃん。
(子)整頓係、面倒臭いんだよ。ロッカーが整理されてるかチェックしたり。
(大人)もっと違う内容にすればいいんじゃない?
(子)そうか。前の係と同じことしなくちゃダメだと思ってた。
(大人)自分が好きな活動になるように考えたらいいと思うよ。
(子)あ、じゃあまず整理整頓が得意なお母さんを呼んで、コツを教えてもらう勉強会をするっていうのはどうかな?
人数制限が設けられた場合、子供は嫌な係になることもあると思いますが、何が嫌なのか分析してほしいと思います。
仕事の内容が不得意なことであれば、できるように努力するとか、別の仕事内容を考えるなどの対策ができます。人間関係が嫌なのであれば、苦手な人とどのように付き合っていくかの勉強になります。
嫌な思い出がある場合は、その思い出の分析もする必要があります。嫌だ、嫌だと言っていても物事は進みませんから、受け入れて学びの場とするか、受け入れられないからと係決めのシステムから変えるよう要求をするか、どちらかでしょう。
子供のうちはどんな仕事も経験して損はないと思うので、ぜひ嫌な係にもチャレンジしてほしいものです。
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