『2019.4.23の相談〜人の話を聞けるようになるには?』
人の話を聞くというのは、難しいものです。それは、人の話を聞くことよりも、自分が話したい人の方が多いからかもしれません。
単に『聞く』というのでなく、自分から積極的に耳を傾ける『聴く』を意識すると良いと思いますが、慣れないうちは『聴く』ための準備が必要になります。
例えば、自分の中の気になっていることを置いておいて相手の話に集中できるようにする、相手の話に自分の価値判断を挟まないようにに気持ちをニュートラルにする、共感しつつも相手の感情に引きずられないように心するなど。
慣れないうちは『聴く』ことに大きなエネルギーが必要になります。
《親子の会話例》
(子)今日、何人かで先生に話をしたんだけどさ、きちんと聴いてくれないんだよね。
(大人)そうなんだ。それは困ったね。
(子)うん。忙しいんだろうなと思って次の休み時間に行ったんだけど、全然聴いてくれないの。
(大人)自分たちなりに気を使ったんだ。
(子)そう。で、結局何回かトライしたけどダメでさ。
(大人)結局話せなかったの?
(子)うん。連休の宿題、減らして欲しかったのに。
(大人)ああ……。先生、わざと聞かないようにしてらしたのかもね。
けれども、『聴く』ことができるようになると、コミュニケーション能力が育ち、信頼関係がつくりやすくなります。
また、相手が自分の感情に気づく手助けにもなり、双方にとって良い結果が得られると思います。
これまでに私が出会った成功者たちは皆、人の話を聴くことがとても上手で、相手の力を引き出すことに長けていました。
さらに、聴いた話を自分のアイディアの元にもしていました。
話を聴いて自分のものにするスキルは、子どものうちに身に付けたいスキルの一つです。ぜひ、相手の話を否定せず、批判せず、助言せず、頷きながら聴く訓練をしてみましょう。
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