〔厳しい現況でもチャンスはある〕
国が打ち出した融資政策
新型コロナウイルス感染症はなかなか終息の見通しがつきません。
そんな中、売上が落ちて資金繰りに困っている業者向けに、国が融資政策を打ち出しました。
教員時代は金融、経済情報にとても疎く、出てくる言葉もちんぷんかんぷんでしたが、当事者になってみると、これは重大な情報です。
今回は新型コロナウイルス感染症特別貸付ということで、最近1か月の売上高等が前年または前々年の同期と比較して5%以上減少した会社、個人に運転資金(私の場合は物の仕入れ等)、設備資金(私の場合はパソコンまわりのもの等)を6000万円を限度に日本政策金融公庫が貸し付けます。
3000万円以内の融資であれば、利率は3年間0.46%、3年経過後1.36%と、ありえない数字です。
融資期間も設備資金20年以内(据置期間5年以内)、運転資金15年以内(据置期間5年以内)ですから、必要な方はぜひ利用しましょう。
各自治体でも緊急経済対策の融資が
それとは別に、各自治体で緊急経済対策資金が融資されます。
経営者仲間とのzoomミーティングでは、地域によって(もしくは取引金融機関によって)スピード感にずいぶん差があるようでしたが、内容はあまり違わないようです。
八女市の場合、運転資金、設備資金とも融資利率1.3%で融資期間10年以内(据置期間2年以内)です。
提出書類がやや厳しめなようで、
- 申請書
- 最近1ヶ月の売り上げがわかる帳簿等
- 今後2ヶ月の売り上げ見込みがわかるもの(ない場合は予測した根拠等を聞き取り)
- 前年同月の売上高実績がわかる帳簿
- 決算書等
- 売上等比較表(事前に計算)
が必要でした。
この書類作成に手こずっている経営者仲間もいるようです。
この文面を見た時に私も、
「2ヶ月の売り上げ見込みなんてわからないでしょう」
と思いました。
新型コロナウイルス感染症の収束の見通しも立っていないし、終息後どのくらいで事業が立て直せるかも未定です。
でも、各機関の担当者は丁寧に対応してくださっているようなので、一度相談にいらっしゃるとよいと思います。
正確な情報は各自治体のHPや日本政策金融公庫のHPでご確認くださいね。
自分への影響を冷静に見定める必要
聞いた話によると、新型コロナウイルス感染症で倒産してしまった会社、FXや株で数億円を飛ばしてしまった方、そして家庭が崩壊してしまった方もいるようです。
報道やネット情報に振り回されず、自分にどのような影響があるか、国、世界が今後どうなっていくかを真剣に考えたいと改めて思いました。
新型コロナウイルス感染症はあなたの生活にどのような影響を与えていますか?
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