〔竹あかり制作ボランティア参加〕
ラジオで募集
先日、定時に流れるFM八女で、
「竹あかりの制作ボランティアを募集しています」
という放送が流れました。
私が住む八女市立花町は竹林が多く、竹を活かした商品を作る大規模な工場もあります。
その竹を用いて、各種イベントで竹あかりが披露されます。
竹あかりは、切ってきた竹に様々な手法で模様を彫り、中にろうそくや電球を入れて、その美しい明かりを楽しむものです。
普通の光が、竹を通すと赤く見えるのがとても不思議で、幻想的な美しさです。
八女のイベントの中でも、遠方から観光客が訪れる大きなものに2月から3月にかけての『雛の里・八女ぼんぼりまつり』(八女は雛人形の産地なのです)があり、今回はそこで披露される竹あかり制作のボランティアを募集しているのでした。
応募してみた
広い旧郡役所に行くと、いつもはイベント会場になっている広いスペースが、竹でいっぱいになっていました。
わが立花町のバンブー工場から、なるべく太く、乾燥している竹を選んで購入しているそうです。
竹にひびが入ったりするとそこから明かりが漏れるため使えないので、選ぶだけでも一仕事なのだそうです。
8割使えれば良いと思って準備するのだけれど、今年は9割使えたそうです。
竹あかりの模様は、昨年はパソコンで描いた絵を元にして、穴を開けたそうです。
今年は目印のテープを貼って、その上を彫ったり、その間を掘ったりしているのだとか。あまりにも細かい模様に驚いて、
「こんなに穴を開けても、割れないんですね!」
と言ったら、
「竹は木と違って強いんですよ」
とおっしゃっていました。
この日の作業は
この日の作業は、次のようなものでした。
- 一本の竹を電気のこぎりで30cm、45cm、65cmの3種類に切りそろえます。
- 何種類かの大きさのドリルで模様になる穴を開けます。
- 電動の道具で切り口をきれいにします。
- 柄のついたブラシで内外の竹屑を払います(屑が残っていると湿気てしまうそうです)。
- 長さ別にそろえて置いていきます。
私は4.と5.をやらせていただいたのですが、太い竹は思ったよりも重く、それを抱えて埃を払い、長さ別に積んでいく作業は意外に重労働で、約1時間半やったら腕がパンパンになりました。
この竹を、500〜600本準備するのだそうです。
完成を想像しながら本番を待つ
この後、ニスを塗ったりして仕上げ、組み立てて、灯りを入れていくわけですね。
これらが組み立てられたらどのようなデザインになるのか、とても楽しみです。
今年のぼんぼりまつりは2月23日から3月22日まで。
まつり本番では私が屑を払った竹たちも、お客様たちの目を楽しませてくれると思うと、なんだかわくわくします。
私はこういうおまつりイベントには、ただ見に行くだけでなく、つくる側に関わるのが好きです。
あなたはイベントにどのように関わりたいですか?
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