〔久々に楽しんだクリスマス会〕
先日、久留米市にあるベテルキリスト教会で行われた『クリスマスナイトコンサート & カフェ2019』に娘と一緒に参加しました。
たまたま情報誌のイベント欄で見つけ、初めてこの教会を訪れたのですが、このイベントは5年前から続けられているそうです。
私と教会とのつながり
私の実家は禅寺ですが、専業主婦時代は大好きな三浦綾子さんの本を読みたくて、プロテスタントのキリスト教会に通っていました(三浦さんは熱心なクリスチャンで信仰に基づいた小説やエッセイが多く、教会には三浦さんの著書がたくさん置いてあったのです)。
娘も日曜学校に通っていましたし、娘が進学した女子高がカトリックの学校だったので、教会には親しみを感じるようです。
私が住んでいたセブも8割の人がカトリック教信者で、私も浴衣姿で教会に出入りしていました。
ですから私は仏教もキリスト教も深く信仰はしていませんが、どちらもなじみがあって、どちらも好きです。
ステージ上には楽器などが並ぶ
ベテル教会は久留米駅からシャトルバスが出ているくらいなので、信者さんも多いのでしょう。
礼拝堂も本格的で、たくさんのろうそくの灯りと、お香のような良い香りが心地良かったです。
でも、礼拝堂のステージ上には、マイク、サックス、ドラム、ギター 等が置いてあり、ライトやプロジェクタ等の設備も立派で、ギャップがあって興味深かったです。
コンサート前に教会の日頃の活動が、動画で紹介されました。
ダンス、ゴスペル、手芸、日本語クラス等のサークルの他に、キャンプ、ピクニック等の行事もあって楽しそうでした。
楽しめたコンサート
コンサートはクリスマスストーリーに沿ったプログラムで、プロジェクタでは美しい影絵映像が流れ、とても素敵でした。
- 1曲目 きよしこの夜(聖歌148番)
この曲はオーストリアの小学校教師で、教会のオルガン奏者でもあったグルーバーが作曲しました。
クリスマス前にオルガンが壊れて賛美歌の伴奏ができなくなったため、急遽ギターで弾ける曲を作ったと聞いたことがあります。
安武晃さんが演奏されるサックスはハスキーな音色で、暗闇の世界に光が射すキリスト誕生のおごそかな様子が伝わってきました。 - 2 曲目 ノエルをばはじめに(聖歌127番)
1曲目とは全く違う音色で、羊飼いたちが星に向かう様子が表現されました。 - 3曲目 荒野の果てに(賛美歌106番)~たみみなよろこべ(賛美歌122番)
『たみみなよろこべ』は『もろびとこぞりて』で覚えている方が多いかもしれません。
クリスマス定番の2曲に、私たちの後ろの席に座っていたフィリピンの方々もノリノリで歌っていました。 - 4曲目 いつくしみ深き(賛美歌312番)
小学校の音楽の教科書に、
「輝く夜空の星の世界よ」
で始まる『星の世界』として載っていたので、教員時代は音楽の授業で教えていました。
ここからシンガー由夏-Yukaさんが加わり、さらに豪華な演奏になりました。
この曲には日本語の歌詞が複数あり、結婚式でもお葬式でもよく流されるのだそうです。 - 5曲目 十字架のかげに(聖歌396番)
- 6曲目 アメイジンググレイス 驚くばかりの(聖歌229番)
ジョン=ニュートンが、黒人奴隷貿易に関わったことへの悔恨と、赦しを与えてくれた神への感謝を詞にした曲です。
今回は
「驚くばかりの恵なりき」
という歌詞でしたが、日本では本田美奈子.さんが歌った、
「優しい愛の手の平で」
で始まる、岩谷時子さんの作詞が有名かもしれません。 - 安武さんの、
「2019年もの間、世界中の人から祝われているってすごいですよね」
という言葉が印象的でした。
最後はドラム、ベース、ピアノも加わり、会場みんなが立って『たみみなよろこべ』を歌い、興奮状態で終了しました。
ピアノの生演奏と自家焙煎コーヒー
コンサート後は別棟にある特設カフェで、ピアノの生演奏を聴きながら、牧師さんの淹れてくださる自家焙煎コーヒーを味わいました。
様々な国出身の老若男女が集っていて、和気藹々とした素敵な空間。
ベテル教会の企画のおかげで、今年はとても素敵なクリスマスになりました。
あなたはどんなクリスマスを過ごしました(過ごします)か?
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