油絵の具とアクリル絵の具

【どんな画法でどんなものを描いてみたいですか?】

〔油絵講座に参加して〕

人生初の油絵

我が八女市立花町にある田崎廣助美術館で行われた、油絵講座に参加しました。
先月申し込みをしたのですが、たまたま先日、筑後市美術展覧会に行って素晴らしい油絵作品をたくさん観たので、モチベーションがすごく上がりました。

何しろ油絵を描くのは初めてです。
教員時代に水彩画の指導はしましたが、油彩画は小学校の教育課程にはありません。
高校の芸術科目は選択制で、美術も音楽も大好きだけれど、一番良い評価をもらえそうな書道を選んだので(ずるい考えですね^^;)、油絵制作を経験したことがないのです。

イーゼル
油絵講座で用意されたイーゼル

楽しい指導

講師は元美術教師の方で、軽妙な語り口で楽しい指導をしてくださったおかげで、何となく難しそうだと思っていた油絵を、楽しく体験することができました。

テーマは『八女の風景』で、手前に川が流れる草原があり、その奥に道や家があって、向こうには山が見えている写真を見ながら描いていきました。

まず先生が下塗りをするのを見学し、自分も同じように描いてみます。
油絵の具を油でのばしてキャンバスにおいていくと、やがて乾いて上からまた別の色をおくことができます。
一度塗ってしまったらなかなか修正がきかない水彩画よりも、気楽に色を塗れるような気がします。
もっとも、イラストレーターの娘によると下の色というのは上から色を重ねても、絵全体に影響を与えるものなのだそうですが。

画筆と画用液
油彩に使う筆と油絵の具を溶かす油

気がついた点

描き始めて2点わかったのは、私はまだ人からの評価を気にする癖が残っているということ、自分と人とを比較してしまうこと。

描いているところを見られるのが嫌で、先生が巡回してくると、もたもたと筆をあらってみたり。
隣の人がほめられていると、つい覗きに行って、自分の作品と比べてみたり。

それに気がついて思考を方向修正し、自分の描きたいように描くことに徹しました。

講座受講を終えて

2時間の講座受講を終えた感想は、
「あっという間だった!」
「楽しかった!」
です。

絵を描くという行為は、頭を使い手を使うので、脳にとても良いと言われています。
そして瞑想と同じような癒し効果があるのだとか。

油絵を描くのは、ストレス解消に良いですね。
何しろ乾いた上から色を塗り足していけるので、私のように飽きっぽい人や、例えば忙しくてまとまった時間がとれない人でも、気が向いた時や時間のある時にちょこちょこと描き足していけます。
そして、今回のように一緒に描く人たちがいると、お互いに鑑賞しあって良いところを褒め合うので、承認要求も満たされます。

今は気軽に描けるような安いキャンバスがあるようですし、趣味で楽しむのなら高い油絵の具の代わりにアクリル絵の具を使っても良いとのこと。
ペインティングナイフを用いなくても、筆で十分楽しめます。

油絵講座で描いた作品
2時間弱で仕上げた作品

これからの趣味としても

先生は、
「ぜひ様々な絵を描いて、自分らしい絵の描き方を見つけてください」
とおっしゃっていました。
今回は油絵に挑戦しましたが、イラスト講座や色鉛筆画講座や絵手紙講座等があれば、それらにもぜひ参加してみたいと考えています。

皆さんもぜひ、絵を描くことに挑戦してみませんか?

あなたはどんな画法でどんなものを描いてみたいですか?

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