『2019.5.10の相談〜私立中学校に行きたくない』
親御さんが私立中学校を勧める理由は何でしょう?お子さんはどうして私立中学校に行きたくないのでしょう。
お互いの意見を率直に出し合って、じっくり話し合いましょう。
まずは地元の公立中学校と、親御さんが勧める私立中学校との違いを比較してみましょう。
学校の理念、通っている子供達や教師の傾向、授業内容や評価の仕方、進路の選択肢、部活動、通学方法、制服、建物……その学校に通っている生徒や保護者のお話を聴くことができると良いですね。
実際に見学に行けたら、なお良いと思います。
《親子の会話例》
(子)6年のA先輩ね、私立A中学校を受験するんだって。
(大人)そうなんだ。どうして?
(子)あそこの野球部にすごい監督が来たんだって。
(大人)へえ。あなたもA中学校に行きたい?
(子)うーん。でも受験は嫌だなあ。
(大人)A中学は中高一貫だから、高校に入る時は楽らしいよ。
(子)高校は野球の特待で私立高校に行くから、中学は公立でいいや。
(大人)自信満々だねえ。
もしもお子さんにやりたいことがあり、
「この進路を考えている」
というのであれば、親御さんも一緒になってどういう選択が一番良いのかを考えたいものです。
目先のことだけでなく、ゴールを見据え、そこに行くためにはどういう資格や技術が必要かを考えて、就職先や進学先を考えます。そして、その職業や進学先に進むためにはどの中学校に行くのが良いのか考えてみましょう。
お子さんにまだ明確な夢や目標がないのであれば、置かれた環境の中で自分の使命を見つけていくと思うので、今の段階では私立、公立どちらに進んでもよい気がします。
いずれにしても親の価値観を押し付けるのは今後の人生にマイナスにしかなりませんから、親は
「私立中学校にも行けるんだよ」
と選択肢を増やしてあげる程度で良いのではないでしょうか。
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