『2019.4.29の相談〜親の言うことが頭にくる』
反抗期は成長過程で誰もが通る道ですが、個人差の大きなものでもありますね。
2~3歳で訪れる第一次反抗期、中学年くらいに訪れる中間反抗期、そして思春期の第二次反抗期……ものすごく反抗的、攻撃的になる子もいれば、親に押さえつけられて黙り込んでしまう子もおり、あまり表には出てこないタイプの子もいます。あなたはどうだったでしょうか?
お子さんはどうですか?
この時期の子どもは扱いに困るので親としても頭にくることがあると思いますが、子どもたち自身も苦しんでいるということが、自分自身のことを振り返ると理解できると思います。
《親子の会話例》
(子)最近A君、怒りっぽくて、親の文句ばっかり言ってるから嫌になっちゃうよ。
(大人)ああ、A君のお母さんもそう言ってた。反抗期じゃない?
(子)反抗期、保健で習った。みんなあるんだってね。
(大人)あなたの場合はいつも反抗的だから、反抗期になってもわかんないかもね。
(子)ええー。ぼくは反抗的じゃないでしょ。こんなに素直なのに。
(大人)まあ、こうしてお母さんとよくおしゃべりしてる間は大丈夫だね。
(子)反抗期ってある日突然くるのかな。お母さんはどうだった?
(大人)私はずーっと素直な良い子で、反抗期なんてなかったもの。
親は子どもの言動に振り回されず、余裕をもって接したいものです。
声かけはするけれども、押し付けはしない。適度な距離をとりながら、子どものことをよく見守る。ただし、人を傷つけるような言動はきちんと指導をしましょう。そして、よくやれていることは認め、褒めましょう。
どれも子育て中には当たり前のことですが、この時期は特に気を遣うことになります。
そしてこれは、寂しいけれども親離れ、子離れの段階なのだと考えましょう。
子どもは親のものではなく、一人の人格です。いつまでも過保護、過干渉の、ヘリコプター・ペアレントにならないようにしたいものです。
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