『2019.4.14の相談〜味オンチなのをどうしたらいい?』
周りがおいしくないと感じるものでも何でも
「おいしい!」
と食べる人を『味オンチ』と言ったりします。
こういう人はおいしいと感じる幅が他の人より広いだけで、特に問題はないように思います。誰かに食べてもらう料理を作る時には、レシピを見ながらしっかり手作りするなどすれば良いでしょう。
ただ、
「味がしない」
「何を食べても味が薄すぎる感じがする」
などの味覚障がいがあって、生活に支障をきたすほどであれば、改善しなければなりません。
《親子の会話例》
(子)いっつも思うんだけどさ、A君って味オンチじゃないかな。
(大人)どうして?
(子)給食でみんながまずいって言ってるものでも、お代わりして食べるんだよ。
(大人)あなたでもお代わりしないものも?
(子)うん。僕はおいしいものはお代わりするけど、まずいのはしないもん。
(大人)『おいしい』の基準が違うだけじゃない?
(子)そうかなあ。
教員時代、どの学校に行っても
「給食がまずい」
論争がありました。
確かに、効率だけを求めたような手抜きのおかずだと正直おいしくないと感じることはありましたが、味付けが薄めだったり、酸味のあるものだったりすると大人には良くても子どもからの評判は悪かった記憶があります。
その頃、小学生の半数は味オンチだと言われ、食育の必要が叫ばれ始めました。子どもの味オンチは、味の濃いインスタント食品を食べることが多かったり、あまり咀嚼をしないで食べてしまう傾向にあったり、食事に興味がなかったりすることが原因ではないかと分析されていました。
でも、薬の副作用やドライマウスで味覚障がいになることもあるそうなので、気になる場合は耳鼻咽喉科に行って相談してみるとよいですね。
簡単な検査で味覚障がいかどうかがわかるそうですよ。
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