『2019.3.30の相談〜見学学習をする意義は?』
今の時代、物が作られる過程や様々な仕事について知ろうと思えば、パソコンを使ってかなり詳しく調べることができます。動画もたくさんアップされています。
けれども、実際に現場に行って見学をすると、五感で感じることができ、対象物への興味関心が深まります。見学先によっては体験や味見をさせてもらえたりもします。実際に働いている方のお話をうかがい、その場で質問することもできます。これは教室内にいてはできない、貴重な学習ですね。
《親子の会話例》
(大人)見学学習、どうだった?
(子)楽しかった!バスの中でレクやって、かまぼこ工場でかまぼこ食べて、公園でお弁当食べて……。
(大人)勉強しに行ったんだよね?
(子)うん。なんか機械をいっぱい見たよ。かまぼこが作られるとこ、面白かった。
(大人)いい匂いがした?
(子)うん。ちくわを焼く匂い、いい匂いだった。味見させてもらったら、ぷりっぷりだった。
(大人)いいなあ。私も行きたいなあ。
(子)普段も体験とかできるみたいだよ。
(大人)そうなの?パンフレット見せてー。
(子)家族で行くなら、僕が案内してあげるよ!
子どもたちが見学学習へ行って得られるのは、授業内容の知識だけではありません。
施設の利用の仕方や、公的な場でのマナーを知ることができます。見学から帰ってくれば、学んだことをまとめる作業ができますし、発表の仕方を学ぶこともできます。また、地域との連携ができます。
教師側からしてみれば、見学学習の準備、見学先とのやりとり、学校に提出する書類作成などに普段以上の時間と労力を使うので大変なのですが、それでもやはり、見学学習を実施する意義は大きいと考えています。
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