『2018.10.22の質問〜何のためにそうじをする?』
何かを行う時に、目的をもって行うのはとても大切なことだと思います。小学校では全校でそうじを行うところが多いと思いますが、ただ時間割がそうなっているから行うのと、目的をもって行うのとでは、取り組み方が全く違ってきます。
目的のもち方も、
「きれいにするため」
というのと、
「きれいにして気持ちよく生活するため」
というのとでは、また違ってきますね。
例えば……
(子)お母さん、すぐに読めるような簡単な本、何かない?
(大人)あら、本読むの?珍しいね。
(子)だって、感想文の宿題が出ちゃったんだもん。ほんと、めんどくさい。
(大人)感想文のために読むんじゃもったいないよ。どうせ書くんなら、自分のためになるものを読んだらいいんじゃない?
(子)そうか、そうだよね。
(大人)この前話してた、小さな会社でロケットをつくっちゃった社長さんのお話は?
(子)ああ!あのお話は、面白いよね。「どうせ無理」をなくすっていう話、野球にも役に立ったんだ。
(大人)それいいじゃない。社長のお話を読んで、自分がやってる野球に活かすっていう感想文にしたら?
(子)あ、野球のことなら書けそう。役にも立つね。図書館でその本探して借りてくる。
(大人)今のは一つの例だから、他にも自分の役に立ちそうな本がないか、じっくり探してみたらいいよ。
きれいにするためにそうじをするなら、ゴミを掃いて、拭いて……と、習ったことをやれば良いのです。でも、その先に
「気持ちよく生活するため」
というさらなる目的があれば、掲示物のゆがみや、扉を開けないと見えない棚の中が散らかっていることなど、色々なところに目がいくことでしょう。
何事にも目的意識をもって取り組めると良いなと思います。
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