『2018.12.16の質問〜1枚の紙を何に使う?』
教員時代、新しい班を作った時や、なんとなく学級の雰囲気にまとまりがなくなってきたなと感じた時に、こういう質問をしました。グループでなるべくたくさんアイデアを出すというゲームです。
ああでもない、こうでもないと話し合っているうちに、なんとなくグループに一体感が生まれてくるのです。
『良いクラスを作るには?』などという重いテーマでなく、どうでもいい、評価されない内容というのがポイントです。
《親子の会話例》
(子)見て見て。これ、A君にもらっちゃった。紙の美術館のお土産。
(大人)わあ、きれいな紙!何にするの?
(子)僕の部屋には似合わないから、居間で使っていいよ。
(大人)そのまま壁に貼ってもいいくらい素敵だね。
(子)その果物かごにかけたら?
(大人)透明シートを貼ってテーブルのセンターに置こうかな。
(子)折り紙みたいに折って飾る?
(大人)花瓶を包むのもいいなあ。
(子)棚に敷いたら?見えないからもったいないか。
(大人)お父さんの意見も訊いてみよう。
アイデアは発想と違い、思考時間をかけて行うものだそうです。
学級で何かを決める時や、問題を解決する時によく行うのはブレインストーミングです。グループでアイデアを自由に出し合い、発表するのですが、批判をしない、結果を出さない、現実的でない意見もどんどん出す、などのルールがあります。
ご家族の中でも『家族会議』などやってみると、面白いかもしれませんね。