手っ取り早く済ませたいと考えてしまうと結局は回り道に
〈環境が変わることが幸せのカギなのか〉
もうすぐ今年度が終わるので、
先生たちから異動の話題が出始めています。
そういえば私は教員時代、
この時期になると
「校長先生が退職するから
来年度はきっと職員室が変わるぞ\( ˆoˆ )/」
「異動できるから楽しみ!
やっとこの学校から離れられる」
などと考えていたなあ
と思い出します。
つまりこの頃は、
環境が変われば今より幸せに過ごせる
と思っていたのです。
〈結婚→離婚を繰り返しても幸せになれない事例〉
そんなことを考えていたら
知り合いの息子さんのことを思い出しました。
彼は結婚しては離婚して、を繰り返していました。
ですから、はじめのうちは
「うちの息子バツ1なのよ」
「あの歳でバツ2よ」
と言っていた知り合いも、
もうバツ何だかわからない状態です。
一方、息子さんは
「今度の人とは幸せな生活を送れる」
と結婚しては、
「やっぱり合わなかった……」
と離婚します。
だから知り合いは、
「結婚するたびに状況が悪くなるの。
最初の結婚が一番マシだったかも」
と嘆いています。
つまり、要するに息子さんは
「自分に合う女性と結婚すれば幸せになれる」
と思い込んでいるようなのですが、
私が考えるに、このままではおそらく
何度結婚しても同じ問題が起きてくることでしょう。
〈目先の新しさが幸せにつながらない理由〉
これらの例のように職場も同じことで、
環境が変われば新鮮さなどがあって
一時的には状況が良くなったように感じることがあります。
でも、職場が変わっても、
仕事内容が変わっても、
結局どこでも同じような問題があらわれていました。
なぜかというと、それは自分自身が変わっていないから。
- もっと幸せになりたい!
- 人生のレベルを上げたい!
と思ったら、
自分のあり方を変えることです。
よく例えられることを挙げてみると、視点の高さについてというものがあります。
これはよく登山に例えられますが、
自分が山の2合目にいるとしたら、
下を眺めてもその高さからの景色しか見えません。
でも4合目まで登れば
さっきは見えなかったところまで見えるようになります。
それらと同じように6合目、8合目と登っていくにつれ、
見えてくる景色がより広がっていきます。
〈ものの捉え方を変えると見える景色が変わり気づきも変わる〉
上の例を実際に当てはめてみると、自分のものの捉え方を変えてみるという提案に繋がります。
すなわち、
- 「この人とは合わない」とだけ思っていたけれど、
「合わないからこそ学べるところがある」 - 「合わないけれど、そういう人もいるよね。
いろんな考え方を受け入れられる自分になろう」 - 「合わないところもあるけれど、合う面もある」
などと、
様々な気づきを得られるようになるかもしれません。
また、
「気づかせてくれてありがとう!」
と相手に感謝をしたり、
「気づいた自分、えらい!」
と自分を褒めたりしていると、
自然と周りの雰囲気も変わってきて、
視点も変わってきます。
今日の話をまとめてみると、
言い訳にしている環境のあれこれよりも、
自分のものの捉え方、あり方、視点が大切
というお話でした。
こういう考え方は
わかっていても気がつくと元に戻っているもの。
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