〔現状を見つめできる事を考える〕
ついに出された緊急事態宣言
昨日、政府が緊急事態宣言を出し、私の住む福岡県も、その対象になりました。
八女市は6日(月)に小中学校が始まりましたが、今日からまた休校となります。
私の娘は23日の航空機で羽田を経由し、石川県に引っ越すことになっていましたが、昨日、航空会社から欠航の知らせが来ました。一人娘がパートナーさんのもとへ嫁いでいくのは1ヶ月ほど先のことになりそうです。
娘と過ごす時間が少し伸びたので、一緒に食事をしたり、話をしたりする時間をさらに大切にしようと思っています。
私の物販事業は新型コロナウイルス感染症の影響で大変な状況ですが、家族と過ごせる時間を後回しにしようとすると、漫画家の西原理恵子さんの
「子供が小さい時に、手が離せないなんて言わずにもっと抱っこしてやればよかったと思います。二度とこない時間だったのに。家事なんて頑張らなくてもよかったのに」
という言葉を思い出します。
小さい息子さんを失った男性も、同じようなことを言っていました。
現状をポジティブに捉えてみると
今回の臨時休校措置、緊急事態宣言には、家族と過ごす時間が与えられたという側面もあります。職種や状況が様々なので一概には言えませんが、子供との過ごし方を見直す機会になると良いなと思います。
かなり前のことですが、不登校になった子のお母さんの相談に乗ったことがあります。シングルマザーで生活のために仕事に勤しみ、一人娘を学童保育に預けていました。
ところがその学童保育で仲間外れにされたのをきっかけに、娘さんが不登校になりました。
お母さんは、はじめは学校に行かない娘に怒り、出勤できないことにいらだっていましたが、やがて娘さんの気持ちに寄り添い、仕事を辞めました。
お母さんは、
「いつもお迎えの時刻ギリギリに学童に行って、帰って慌ただしく家事をして、くたくたになって寝て……娘の話をきちんと聴くこともしていませんでした。娘を足手まといだと思ったこともあります。でも、辞めてみたら、どうしてあんなに仕事に一生懸命になっていたんだろうと不思議に思います。娘よりも大事な仕事なんかでは全然なかったのですが」
とおっしゃっていました。
その後は、娘さんとの時間をとれる在宅ワークをしています。
感染拡大の最中に前向きな発言をすることは不謹慎なことのようにも感じますが、嘆いているだけでなく、この状況から学ぶこともしていきたいと思うのです。
感染経路が不明な方が増えており、どんなに気をつけていても感染してしまう可能性がでてきています。
しっかりと予防をしながらも、感染した場合など様々な想定をし、この先の働き方、家族のこと、生き方を見直していきたいと考えています。
あなたはこれからの人生をどのように生きていきますか?
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