〔私が物品販売に向き合えた経緯〕
最初はとても苦手な分野だった
私の本業は物販ですが、実は数年前まで、物販はとても苦手な分野でした。
「全てのビジネスの基礎は物販らしい。物販を勉強しよう」
と思ったのは、教員を辞めようと本気で考え出した頃です。
そこで、その頃流行していた輸入ビジネスの塾に入りました。教師は副業ができませんから、娘の名義で勉強し、娘の名義で実践しました(文科省様、もう時効ということで、お許しください)。
私の物販遍歴をたどってみると
- その塾は、謳い文句通りマンツーマンでコーチがつき、懇切丁寧に教えてくれました。けれども、商品選定は褒められるものの、それが売上には繋がりませんでした。
今考えても良い選定だったと思いますしぜひまた扱いたい商品ばかりですが、分析すると、当時の売り場の知名度の低さと商品の専門性がマッチしていなかったことがわかります。 - その後、物販の先輩に教えてもらってヤフオクに挑戦しました。こちらは、不要になったものを出せば売れるので面白かったのですが、何しろ中古の物で価格帯が低かったので、達成感が得られませんでした。
今考えると、自分が使っていた物を商品にするため、一つ一つの商品への思い入れが強過ぎて効率が悪かったのだと思います。低価格の商品でも効率的に数をこなせば、結構な売り上げになるというのがわかったのは最近になってからです。 - セブにいる時は、外国の方を雇って輸出に挑戦しましたが、これも経費ばかりかかって赤字の状態でした。振り返ると、どうしてあの作業を人に任せたのだろうと思うのですが、当時はわからなかったのですから仕方ありません。
- 帰国してすぐに転売をやろうとした時期もありましたが、価格差のある商品を探すのが大変ですし、すぐに価格競争に陥ってしまうので、利益が出ませんでした。
転機は引越しに伴う不要品の処分
これらの経験から、私は物販には向いていないと考えるようになり、物販の仕事から遠ざかっていました。
転機は引越しに伴って出てきた不要品たちを売ったことです。結構な数の物を売り、それに関わって購入者さんとやりとりをするのが楽しかったので、苦手意識が薄まりました。
また、物販で成功している方のお話を聴く機会があり、以前やっていたことを少し手直しして実践したところ、考えていたよりもずっと私向きな作業であることがわかりました。
こうして、少しずつ物販の成功体験を積み重ねているうちに、主体的に動けるようになりましたし、自信もついてきました。
また、今すぐに利益が出なくても、この先こうして販売するための種まきの段階だ、ということがわかっているので焦らなくなりました。
今回は物販を例にしましたが、この話は様々なことに共通しているのではないかなと思います。当時を振り返って考え方や方法を分析し、目標を設定し直して実践を継続すれば、失敗は良い経験に変わります。
この年だからと諦めず、これまで失敗したなと思ってきたことを成功体験に変えていきたいと考えています。
あなたはどんな失敗を成功に変えたいですか?
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