〔いつもと違う卒業式に思う〕
卒業式だけは実施してあげたい
まもなく小学校も卒業式シーズンを迎えます。
卒業生の皆さん、おめでとうございます。
新型コロナウイルス感染症拡大予防のために臨時休校になって、6年生は卒業式がなくなってしまうのか……と思っていたら、
「卒業式だけは何としてもやってあげたい」
という自治体がかなり出てきたようです。
夫が歌唱指導に通っていた小学校は今週から休みに入りましたが、卒業式は在校生、来賓抜きで行うそうです。
様々な形態になった卒業式
他の自治体でも、卒業生と教職員だけで行ったり、式を2回に分けて行ったり、時間を短縮するために卒業証書授与を代表者だけにしたり、歌をカットしたりと、様々な対応をしているようです。
卒業生と教職員だけで行うことを決めた自治体の中には、保護者たちから
「卒業式に参加させてほしい」
という嘆願書が提出されたところもあるとか。
我が子の一生に一度の晴れ姿を見たいという保護者の気持ちもよくわかるし、感染を広げたくないという学校、教育委員会側の気持ちもわかるので、難しいところですね。
卒業式を行うことになった学校では、出席者全員に式前一週間の体温計測をしてもらったり、全員のマスク着用を呼びかけたり、消毒を徹底できるよう準備をしたりといった対応をしています。
ただ感染拡大の状況によっては中止にすることも考えられるので、何通りもの対策を講じておかないとなりません。
中には、動画配信で卒業式を行う学校、担任が卒業証書を配って回る学校もあるようです。
結論は自治体ごとに違うと思いますが、議論を尽くすことで、
「大人たちは自分たちの卒業式をそんなに大切に考えてくれているんだ」
という思いは、子供たちの中に残るのではないかなと思います。
卒業にあたって最も大切なことは
今回はきっと、式を行うどの学校も、呼びかけや歌の練習が十分にはできなかったと思います。
でも大切なのは、みんなで子供たちの門出を祝う気持ちや、卒業生の
「これを節目に新たな人生を歩んでいくのだ」
という気持ちだと思うので、形は様々でよいのでしょう。
もしかしたら、これまでの過剰な式練習をやめたり、来賓祝辞をプリント配付にしたりと、卒業式のあり方を見直す機会になるのかもしれません。
あなたは卒業式に何を思いますか?
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