〔博多にあるおもしろ博物館〕
『ふくや』が作った博物館
先日、博多にある『ハクハク』へ行ってきました。
『ハクハク』は、日本で辛子明太子を開発した『ふくや』さんがつくった『博多の食と文化の博物館』の呼称です。
明太子づくりの工程が分かる工場
工場はガラス張りで通路から見えるようになっており、撮影も自由です。
見下ろす形になるので、明太子作りの工程がとてもよくわかります。
そして通路には、
- スタッフさんの紹介(それがまた工夫をこらしていて面白いのです)
- 明太子作りに使われる香辛料の匂い当て
- スタッフさんたちの服装の紹介(衛生面、安全面)
- 開発された商品の展示
など、勉強になる工夫がたくさんあって楽しかったです。
ふくや創業者のすごさと素晴らしさ
『ふくや』の歴史も紹介されており、その中で創業者の川原俊夫さんが言った
「元祖と書いて味が良くなるわけじゃない」
「その時々に一番おいしいところがナンバーワンでいい」
という言葉が、格好良いなあと思いました。
川原さんは卸をしない主義だったので、店に置かせて欲しいという人が来ると、
「あんたんとこもつくればいいやろ」
と、作り方や材料の仕入れ先まで教えたそうです。
おかげでたくさんのメーカーが明太子を作り、明太子が福岡を代表する味にまでなったわけですね。
私はまだ観ていませんが、『めんたいぴりり』という映画に、川原さんの生き方が描かれているようです。
博物館とショップとレストランと
『ハクハク』には博物館もあります。
- 博多にたくさんあるお祭の紹介(3D映像は迫力があります)
- 食の紹介(うどん・そば、博多ラーメン、水炊き・もつ鍋他)
- 工芸の紹介(博多織、博多人形、博多ごまなど)
が観られ、その歴史と伝統に圧倒されます。
My明太子を作る体験工房もあり、自分の好みの辛さで明太子が手作りできます。
今回は時間がなくて挑戦できませんでしたが、これは滅多にできる体験ではありませんね。
ショップには、たくさんの種類の明太子と、博多の美味しいものが並んでいます。
明太子の試食は嬉しいです。
どれも美味しいので、選んで購入するのが難しいのですが。
今回はせっかくなので
- 『できたて明太子』(明太子もやはり、できたてが美味しいのだそうです)
- 『ルパン三世』(娘が好きなのでお土産です)とのコラボ商品
を購入しました。
こちらには、できたて明太子の食べ放題もできるビュッフェがあります。
予約が必要なので、出かける方はHPを調べていってくださいね。
様々な気づきを得られる場所
『ハクハク』には、新しくつくっているお店の参考になる考えや工夫がたくさんあり、とても勉強になりました。
入場料は300円(小学生以下無料)で、障がい者、高齢者割引もあります。
あなたは何を学ぶ博物館に行ってみたいですか?