〔講師マッチング会社の社長さんと〕
先日大阪に行った際、講演会や研修会の講師を探している方と講師をつなぐ会社の、社長さんとお話をする機会がありました。
私は様々な職種の会社の経営者さんと交流がありますが、講師派遣のコンシェルジュをする会社の社長さんのお話は初めてで、そのお話はとても新鮮でした。
会社とは……組織とは……ミッションとは……マーケティングとは……というお話も興味深かったのですが、やはり講演会に関するお話が役に立ちました。
講演会に関する話
一番納得したのは、講演会にもいろいろあって、私たちが企画しているのは仲間へのご恩返しや賛同者へのお礼を兼ねた『お話会』であるということ。
ビジネスとして講師をするのであれば、また違った準備が必要ということでした。
講演内容は15分単位で準備しておくと、急な追加や削除が必要になった時にも対処できるというお話、メッセージの柱を決めておいてそれを裏付ける形でエピソードを話すというのは、すぐに実践に活かせそうなものでした。
講演会を何度も経験して、仮説検証と分析を繰り返していきたいなと思います。
経験から語られた気づき
またたくさんの社員さんを育てられた経験、講師さんと交流した経験から話されたことは、教育にもつながる内容でした。
- 『分かる』とはどういうことか
『分かる』というのは『分けられる』というお話をしていただいたのですが、これは私が愛用するマインドマップを見るとよく理解できるなと思いました。
私は自分に理解力がないのを自覚しているので、情報をインプットすると大抵大きな柱に分けてマインドマップをかきます。
次々に入ってくる単語を大きな柱に分けてさらにその先の小枝に分けていくことで、『分かって』いくのです。 - 人に伝えるのはとても難しい
その原因の一つに『語彙が一致していないこと』があるというお話もありました。
ですから社長さんは話す時に、単語の意味を問いかけてきます。 - 何でもできるは何にもできない
よく、頭が痛い時に『頭痛に効く』頭痛薬と、『何にでも効く』万能薬のどちらを飲みますか?という話で例えられますね。 - 知識だけでは授業になってしまうのでだめ
人は感動から入っていくので、まず聴衆の心を動かさなければならないということでした。
そして、新しい知識を伝えて、変化をさせ、実行させる……各講演でそこまでもっていきたいものです。 - 講師は尖らないとだめ
資格でなく経験が必要というお話もうかがいました。
とても有意義な時間を過ごすことができ、感謝しながら会社を後にしました。
あなたはどんな専門家のお話を聴いてみたいですか?