子どもの自己コントロール力協会

【どんな仲間と活動したいですか?】

講演会終了後に記念撮影会

〔何十年分のご縁が集まる日〕

日本橋公会堂での講演会

夫の東京講演会が終わりました。
夫は家族性アミロイドポリニューロパチー(FAP)という難病を抱え、病と付き合いながら幸せに過ごす人生について語る講演会を九州各地で開いています。今回は、元々、同じ病気で苦しむ方とお話をするために計画した東京行きでしたが、仲間たちの大きな力で日本橋公会堂での講演会開催が決まり、当日はたくさんの方に来ていただきました。

これまでの講演会

夫は私の肝臓を移植する手術を受けた後も不自由な生活を送っていますが、幸い思考力や話す力は奪われなかったので、人々を励ます活動をしたいと考え、九州一周講演会を実現させるクラウドファンディングに取り組みました。

おかげさまでクラウドファンディングでは目標金額を達成することができ、2人で九州を一周したのは昨年の8月のことでした。
その時は私があちこちの会場と交渉し、2人で知り合いたちに呼びかけ、広告を出し、受付や資料の準備をしました。
車にスクリーンやプロジェクタ等を乗せて、受付から会場設営まで全て自分たちで行ったので、とても大変でした。

仲間が運営を担当

けれども今回は、東京やその近辺に住む仲間たちが、LINEグループで頻繁に連絡を取り合い、会場との交渉をはじめ全てのことを請け負ってくれました。

当日も、受付や進行だけでなく、8月に出版される書籍の予約販売までしてくれて、感謝でいっぱいになりました。
自分たちでは気が付けなかった講演会運営の方法もたくさん学ばせていただきました。

実はこの日夫は、移動距離が長かったためか、体調が思わしくありませんでした。けれども話すことに集中できたので、体調も悪化せずに済んだのだと思います。
講演の内容も、今までとは打ってかわって前向きな、教員らしさのある話でした。

様々な思いが交差

みんなのおかげで実現した東京講演には、仲間たちが集めてくれたお客様の他、夫の教員時代の教え子たち、学生時代の仲間、数年前に解散した学習グループの仲間たち、Facebookの古くからの友達、普段あまり会えない親族なども来てくれて、様々な思いが交差する意義深い会となりました。
『ご縁は大切だ』ということを普段から意識してはいますが、こうして何十年分のご縁が集まる機会というのはあまり経験できないので、本当に感激しました。

私の好きな映画の一つに『ビッグフィッシュ』という作品があります。
お父さんがいつも話していた冒険や友人、仲間の話を妄想だと思っていたら、お父さんが亡くなった時にお話に出てきた人々が集まってくれて驚くのです。
今回、夫の56年の人生の様々な時期にご縁を得た人々が公会堂の一室に集まってくださり、あの『ビッグフィッシュ』の感動のラストを生前に体験したような深い感動に包まれました。

教え子の弾くギター伴奏に合わせて歌った夫は嬉しそう

講演会に来てくださったご縁の深い方々、素晴らしい講演会をつくってくれた仲間、私にも感動を与えてくれている夫に心から感謝します。
ありがとうございました。

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