〔アピールポイントを知る〕
歴史ボランティア講座に参加して
昨日は歴史ボランティア連続講座に参加しました。
3回目の昨日は私が住んでいる地区が取り上げられたので、興味津々、2時間集中して講義を受けました。
飛形山の伝説
私が住んでいる一軒家のすぐそばに、町のランドマーク的な小さい山があるのですが、その山には1つの伝説がありました。
宇多天皇の時代、白檀の香木で作ってもらった太宰府の仏像が、夜な夜な南方へ飛び、明け方帰ってくるということがありました。
仏像がどこへ行っているのかを探し当て、「この仏像と深い縁がある霊場に違いない」と、堂を建立して仏像を安置したのがこの山なのだそうです。
『飛ばれた尊形』ということから、この山には『飛形山(とびかたやま)』という名前がつきました。
今も、パワースポットとして大切にされています。
谷川寺
私が以前から行きたいと思っていた谷川寺という、門に仁王像が立つお寺があるのですが、そこには光明真言碑という碑があるそうです。
ここには大日如来の善行のための教えが、23文字に込めて書かれているそうで、
「ぜひ見に行きたいですね」
とみんなで話しました。
宇宙の根本仏である大日如来が説いた大日経には、曼荼羅、印、真言など、悟りに至るための具体的な実践が書かれているそうですが、この碑には何が書かれているのでしょうか。
豊かな伝統を誇る地域
私たちが住んでいる地域には神社がいくつかありますが、そのうちの1つには、町で一番古い絵馬と、3番目に古い絵馬があるそうです。
全く知らなかったので、今度見に行ってみようと思います。
八女といえばお茶が有名ですが、緑茶の製茶機を八女郡(当時)で最初に導入したのが、この地域に住んでいた方。
今のJA八女のもとになった組織を、1909年に設立したのもこの地域の3名の方だったそうです。
1947年に児童福祉法が制定されると、早速保育園を開設したのが、この地域の婦人会。
1963年に老人福祉法が制定され、この地域では1970年に入浴施設付帯の高齢者憩いの家『とびかた(現在の“かがやき”)』の運営が開始されました。
この施設には現在も入浴ができる娯楽施設として人々が集まり、レクリエーション等をしています。
1980年には地域における女性の福祉関連事業で、『働く婦人の家(現在の“働く女性の家”)』が設立され、多い時には1日100人以上の女性が利用したそうです。
現在もこの施設では、就業希望者のためのパソコン講座や簿記講座などを頻繁に開催しています。
進取の地
このように、私が移住してきた地域には、新しいことを率先して取り入れる風土があるようです。
これで町の4つの地域の勉強が終わりましたが、それぞれが個性豊かで、とても魅力的です。
次回はバスで町の名所巡りをする予定なので、過疎化の進む地域をどのようにしていくのが良いのか、考えながら回りたいと思います。
あなたの地域にはどんな特性がありますか?
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