『2019.3.17の相談〜短気はどうしたら直る?』
教員時代、どの学年を受け持っても、短気な子というのはクラスに何人かはいたものです。
短気な子は、何かを指摘されると攻撃されたと感じて攻撃し返してくるので、周りの子が怯えたり、扱いに困ったりする場面があります。本人もカッとなってしまって後で反省するなど辛い思いをしていると思います。
きっと短気な子には、自分が正しくないと思うことを許せない正義感や、細かいことに気づく繊細さがあるのでしょう。
《親子の会話例》
(子)今日、A君とケンカして先生に怒られた。
(大人)どうしてケンカになったの?
(子)大きな手提げ袋を机の横にかけてて通行の邪魔だから、ロッカーに入れたら?って言ったらA君、怒っちゃって。
(大人)そうなんだー。で、どうなったの?
(子)周りがA君が悪いって言うから、余計怒って取っ組み合いして、二人とも先生に怒られた。
(大人)まあ、ケンカ両成敗ってね。
(子)相手にしなきゃいいんだけど、つっかかってくるとぼくもカッとしちゃうんだよね。
(大人)お互い、短気だねえ。
短気というのは悪い面ばかりではありませんが、きっと損をする場面が多いと思うので、いくつかのことに気をつけると良いでしょう。
自律神経が乱れると怒りっぽくなるそうなので、規則正しい生活をすること。ストレスを発散する時間をとること。怒りが湧いてきたらゆっくり10数えて気持ちを落ち着かせること。
そして、
「こうあるべきだ」
と考えず、感じ方は人それぞれだし、想定しないことも起こり得ると考えるようにすること。
自分が短気だとわかっている子は、きっと自分を変えることもできていくと思います。
メルマガ【幸せ言葉教育】の申込はこちらから
この記事へのコメントはありません。