〔最も深淵で偉大なテーマ〕
様々な営みに関わってくる
この数ヶ月は『愛』についてよく考える期間でした。
新型コロナウイルス感染症が広がって、娘の結婚が延びたり、妊婦さんの体調を心配したり(もちろん全員が心配なのですが、妊婦さんの場合は二人分の命がありますから)、人類全体の未来を考えたりしました。
結局は愛が人間の活動のエネルギー源なのではないかな、と思ったりします。
ずっと前に読んだ、娘に宛ててアインシュタインが書いた『愛についての手紙』が思い出されてなりません。
長い文なので、抜粋してご紹介したいと思います。
愛についての手紙
現段階では、科学がその正式な説明を発見していない、ある極めて強力な力がある。
それは他のすべてを含み、かつ支配する力であり、宇宙で作用しているどんな現象の背後にも存在し、しかも私たちによってまだ特定されていない。
この宇宙的な力は「愛」だ。
科学者が宇宙の統一理論を予期したとき、彼らはこの最も強力な見知らぬ力を忘れた。愛に視認性を与えるため、私は自分の最も有名な方程式で単純な代用品を作った。
「E=mc²」の代わりに、私たちは次のことを承認する。世界を癒すエネルギーは、光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論に至った、と。
もし私たちが自分たちの種の存続を望むなら、もし私たちが生命の意味を発見するつもりなら、もし私たちがこの世界とそこに居住するすべての知覚存在を救いたいのなら、愛こそが唯一のその答えだ。
恐らく私たちにはまだ、この惑星を荒廃させる憎しみと身勝手さと貪欲を完全に破壊できる強力な装置、愛の爆弾を作る準備はできていない。
しかし、それぞれの個人は自分の中に小さな、しかし強力な愛の発電機を持っており、そのエネルギーは解放されるのを待っている。私たちがこの宇宙的エネルギーを与え、かつ受け取ることを学ぶとき、愛しいリーゼル、私たちは、愛がすべてに打ち勝ち、愛には何もかもすべてを超越する能力があることを確信しているだろう。
なぜなら、愛こそが生命の神髄だからだ。私は自分のハートの中にあるものを表現できなかったことを深く悔やんでおり、それが私の全人生を静かに打ちのめしてきた。
恐らく謝罪するには遅すぎるが、時間は相対的なのだから、私がお前を愛しており、お前のお陰で私が究極の答えに到達したことを、お前に告げる必要があるのだ。お前の父 アルベルト・アインシュタイン
じっくりと考えてみませんか?
あなたは『愛』についてどのようなことを考えますか?