困っている仲間に心を寄せる

【どのような声かけをしますか?】

〔困難な時期にこそ試されるもの〕

 脱落者が出てきた 

着実に歩むことで目的地に到達できる

貿易をやる仲間たちと一緒に学習を始めて1ヶ月が経ちました。
そろそろ脱落者が出てきています。

初めに決めたことを進められない、交流板に泣き言を書く、交流板から消えていく……。
人は放っておくとやれる理由よりもやれない理由の方を考えてしまうといいますが、グループ全体がそんな感じでした。

思ったよりも難しかった、生活の状況が変わった、自分よりも進んでいる人が出てきてやる気を失った等、理由は様々ですが、モチベーションを維持するのは大変なことだなと思います。
私がこのグループで厳しいルールのもと学習を続けていられるのは、明確な目標があり、それを達成する自信があるからです。
この自信はどこから来るかというと、以前参加したオンライン発表会の影響が大きいのではないかと思います。

 生かされた先輩の体験からの学び 

そこでは、貿易で自分の目標を達成した先輩たちが、どのような道筋を辿ってきたかを話してくださいました。
どの方もはじめは私と同じように、
品物が売れた!
品物が届かない……
と一喜一憂するところから始まり、それらに慣れ、数々のトラブルを乗り越え、ルーティンを人に渡しながら(外注化しながら)成果を出してきました。

一つの手法にこだわらず、複数の手法を組み合わせ、自分なりの方法を開発して、新型コロナウイルス感染症等の突発的な出来事にも揺るがないビジネスを作り上げたのです。

  貿易ビジネス仲間は“旅の仲間” 

全体像や行程を明確化する

複数の先輩が辿ってきた道筋を見ると、共通しているところがあり、自分が今どの辺りにいるかが分かります。
私の“現在地”を大好きな『指輪物語』に例えれば、指輪の役割を知り、滅びの山に向かおうと決意し、同じ志をもつ仲間たちと出発したところです。 ところが「旅が思ってたよりもきつい」
「いつ敵が襲ってくるか分からなくて怖い」
「滅びの山に着ける気がしない」
と言い始める仲間が出てきたのです。

物語だとここで救世主が現れます。 私たちのグループでは、指導的立場にある大先輩が魔法使いよろしく登場し、
「行き詰まっている人は相談して!電話で話そう!」
と言ってくださいました。

 仲間を導いた絶妙な声かけ 

私は、え?みんなが相談したら大変なことになるのでは?と思ったのですが、それから交流板が活発になりました。今まで投稿していなかった仲間たちが次々に課題をクリアし始めたのです。
大先輩の一言で、モチベーションが上がったようです。
モチベーションを復活させたのは、気にかけてもらえているという喜び、何かあれば相談できるという安心でしょうか。

私がもっと前に進んで後輩ができたら、このような声かけができるようになりたいものだと思いました。
あなたなら、モチベーションの下がった仲間に、どのような声かけをしますか?

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