〔コロナ禍を嘆くだけではなく〕
レシピのダウンロードサービス
新型コロナウィルス感染症は日本だけを見ていると収まってきたかのように見えますが、世界的には拡大が続いています。
日本も新たな集団感染が起こる可能性を拭いきれず、まだまだ油断はできない状態です。
そんな中、ニューヨークで始まった『family meal』の話を聞きました。
これは、飲食店が行っている寄付型レシピダウンロードサービスで、特設サイトに掲載されている実在の飲食店に寄付をすると、レシピがダウンロードできるというもの。
この仕組みによって飲食店は資金を確保でき、デリバリーやテイクアウト時の接客で感染するリスクもなくなります。
少し前に『ザ!鉄腕!DASH!!』というテレビ番組で、カレー作りの様子を放映して、多くの人々がそのレシピでカレーを作ったということがありました。
普段はできない手の込んだ料理を作ったり、新メニューに挑戦したり、家族で料理を楽しんだりするのは、在宅期間中の健全な過ごし方といえるのではないでしょうか。
今回は、好きなお店の料理を自分でも作ってみることができるので、寄付をする方々も喜ぶことでしょう。
もちろん、お店にとってレシピは財産ですし、プロの技は真似できないし、お店では一般家庭にはない調味料等も使っているでしょうから、そのまま公開はできないと思いますが、簡易版やオリジナル版を紹介してもらえるだけでも嬉しいですね。
使用する調味料をセットにしてレシピと共に販売したり、テレビで行っていたように動画配信をしてみんなで作ってみたりするのも良いかもしれません。
必要は発明の母
料理といえば日本でも、食事を提供できなくなった子ども食堂が子供向けにお弁当をテイクアウトにしたり、カラオケ店や飲食店が子供向けに料理を振る舞ったり、コンビニエンスストアが学童施設におむすびを提供したりと、様々な取り組みがなされましたね。
これまで当たり前にやってきたことに制約を受けた時、人は必要にかられてアイディアを生み出すことができるのかもしれません。
ただ、レシピを作ったり、テイクアウトの仕組みを作ったりするのにも時間がかかるので、その間の支援は必要だと思いますが。
新型コロナウイルス感染症の再拡大という最悪の想定をした時、どのような活動ができるかを私も考えておきたいと思います。
あなたにはどのようなアイディアがありますか?