〔想定外にも感謝の心を忘れない〕
第三の選択
私は海外の方に物を売る仕事をしており、これまで郵便局から荷物を発送していました。送料も安いし、ネットで宛名ラベルが作れるし、無料で集荷に来てくれるので、重宝していました。
ところが、新型コロナウイルス 感染症の影響で航空機が飛ばなくなり、一般旅客機で荷物を運んでいた郵便局からは発送できる国がどんどん減っていき、ついにどの国にも送れなくなってしまいました。
海外に荷物を送る手段は他にもあるのですが、それぞれ私にとっては一長一短があり、考えた末、DHLにお願いすることにしました。
ところがここは契約に審査が必要で、申し込みをしてから審査結果が出るまでに時間を要します。そこで、審査結果を待つ間、第2希望のクロネコヤマトを使うことにしました。
昨日、アメリカ、ニューメキシコ州への荷物を持って(ヤマトは集荷料金がかかるので節約です)一番近い営業所へ行きました。
ところが、
- ヤマトさん「海外への発送は全部停止になりました」
- 私「先日まで送れてたんですよ。この内容でニューメキシコ州なら送れるはずですけど」
- ヤマトさん「コロナの影響で状況が変わったんです。申し訳ありません」
というやりとりがあり、仕方なく荷物を持って帰ってきました。
感謝のメールで冷静さを取り戻す
急いでお客様に状況を説明し、キャンセルするか待つかを選んでいただこうと、メールソフトを開くと、前に荷物を送ったオハイオ州の方からお礼の連絡が入っていました。
その喜びの文を読んで少し冷静になることができ、
「物販ビジネスの仲間もヤマトさんが使えなくなって困っているのでは?」
ということに思いが至りました。
同じように困っている仲間がいないかと、コミュニティチャットを開いてみると、誰も
「ヤマトでも荷物を送れなくなりましたね!」
というようなことを書いていないのです。
私よりも頻繁に発送作業をしている仲間がたくさんおり、その中にはヤマトを使っている人もいるはずなのにおかしいな、と思い、クロネコヤマトのHPを開いてみました。
けれどもどこにも発送停止の文字が見当たりません。
クレームよりも感謝を伝えたい
そこで営業所に電話をし、私の対応をしてくださったKさん(ネームプレートを見た時に、たまたま私が学生時代にお世話になった方と同じ苗字だったので覚えていました)に代わっていただき、発送停止が勘違いであったことがわかりました。
荷物の内容や送り先に出品制限があり、それを発送停止と間違えたようです。
この営業所で国際便を使う人はあまりいないと思うので、慣れていないスタッフさんなら仕方がないなと思い、もう一度荷物を持っていきました。Kさんは平謝りで、迅速に対応をしてくださいました。
私は時間とガソリン代を余分に使ってしまったことよりも、お客様に連絡をする前に送れることがわかって良かった!という喜びの方が大きかったので、特に文句も言いませんでした。
人類の歴史の中で感染症が流行したことはありましたが、その頃とは社会の発達の程度が違うので予想できないことが多く、どこも多かれ少なかれ混乱しています。
ちょっとした間違いや判断ミスを責めるよりも、大変な状況の中で働いてくださっていることに、改めて感謝したいと思った出来事でした。
あなたは誰に感謝を伝えたいですか?
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