〔タイプを知り距離感を体得する〕
型にはめるのではなく傾向を知る
私は、人にはタイプがあると思っています。
それは型にはめるということではなく、個性はあるものの傾向としてはいくつかのタイプがあるということです。同じ両親から生まれたのに性格が全く違う兄弟姉妹とか、性格・価値観の不一致で別れる恋人同士などは、タイプが違うのだと思うのです。
その、タイプが違う様々な人と自分の距離感を考えながら築いていくのが人間関係なのではないでしょうか。
相手のタイプを見極め提案する
先日オンラインで学習会をした際、ランディングページを書く仕事をしている友人が、ヨガインストラクターの友人に、
「Kちゃんは求道タイプだから、チラシに専門的なことを入れて、プロだぞ!というのを前面にだすといいよ」
とアドバイスしました。
そして私には、
「華ちゃんは保護者向けと先生向けの発信で迷ってるけど、先生向けの方がいいと思うよ。そっちの方が話に情熱を感じるもん。イラストなんかもどんどん入れて楽しくやるといいよ」
と言ってくれました。
その時、この友人は話している相手の性質を見極め、それに合ったアドバイスができてすごいなあと思いました。
教師としては厳しいところもある
相手の性質を見極めて、その人に合ったアドバイスをするという点では、教師もそうかもしれません。
けれども、あまり児童ごとに個別の対応をしすぎると、
「一貫性がない」
「ひいきしてる」
などと言われかねないのがやりにくいところ。
本音では
「桃ちゃんは自由が大好きだから、学校は合わないよね」
「キウィちゃんは一人でいるのが好きだから、グループ学習したくないよね」
と言ってあげたいところを、教師らしいアドバイスに置き換えて言わなければなりません。
そういう、本音が言えないところも、私が教師という職業を不自由だと感じた一因のように思います。
私たちは本来は、合う人とくっついて裏切られたり、苦手な人とぶつかって本音を言い合ったりして、傷つきながら自分とは違うタイプがいることを知り、どのように付き合っていったら良いかを考えるものなのでしょう。だから学校でも子供たちは、大いに喧嘩をしたらよいと思うのです。
でも、それがイジメやハラスメントになってしまうことがあるので、教師としては
「喧嘩をしないようにしましょう。みんなと仲良くしましょう」
と言うしかないのです。
いずれにしても、人間は社会性の生き物なので、自分のタイプを知って自分をコントロールすることや、相手のタイプを考えて行動するということが必要だと思います。人間のタイプを読める技というのは、自分の人生を充実したものにするうえで、とても大切なアイテムになると思うのです。
あなたはどんなタイプですか?身近な人たちはどんなタイプですか?
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