〔SDGsを具体的なアクションに〕
柔軟な発想を鍛えるために
先日、柳川市の古民家で行われた
【SDGsを具体的なアクションにつなげよう!】
ワークショップに参加し、
『The SDGs Action card game X(クロス)』
を行いました。
これはSDGs(持続可能な開発目標)を具体的なアクションに結びつけるために、柔軟な発想を鍛えるゲームです。
前に紹介した2つに比べると、シンプルで、トレードオフカードとリソースカードの2種類のカードしか使いません。
クロスの取り組み方
トレードオフカードには、SDGsの17個の各ゴールにおけるトレードオフの問題(何かを達成するために何かを犠牲にしなければいけない状態)が描かれており、リソースカードには問題解決のために活用できるAIやロボットなどの技術や製品、サービス等のリソースが描かれています。
このゲームの目標は次の3点です。
- SDGsアクションのきっかけを見つけること
- 問題解決能力&アイデア創出能力のアップ
- 異なるリソースのコラボレーションで新しいパートナーシップを生み出すこと
やり方は様々なアレンジができますが、基本的にはトレードオフカードに書かれた課題を、リソースカードを使って解決するストーリーを考えるという方法です。
現実的でないアイデアもOK、正解はないので、柔軟な発想力が求められます。
実際に取り組んだ課題
私が取り組んだ課題解決をご紹介するので、どんな解決ストーリーを作ったか想像してみてくださいね。
- 井戸掘削のトレードオフ
『水不足の地域で井戸を掘ったら、地盤沈下が起きて家が崩壊しそうになった』
リソースカードは、
『飛行機』『学校』『ダンス』 - 後継者づくりのトレードオフ
『伝統工芸の後継者づくりに力を入れすぎた結果、新しい技術に興味を持つ若者が減り始めた』
リソースカードは
『おもちゃ』『音楽』『リサイクル技術』 - フカヒレ漁規制のトレードオフ
『フカヒレ漁を規制したら、フカヒレ目当ての観光客が減り始めた』
リソースカードは
『AI』『人材交流』『観光客』 - エアコン不使用のトレードオフ
『環境のためにエアコンを使わないようにしたら熱中症になりかけた』
リソースカードは
『微生物』『料理』 - 賄賂禁止のトレードオフカード
『偉い人に賄賂を渡さなかったら、誰も貧困対策プロジェクトへの協力をしてくれなくなりそうになった』
リソースカードは
『方言』『建物』
さあ、あなたはリソースカードを組み合わせて、斬新なアイデアを考えることができたでしょうか?
私はまだまだ頭が固いなと感じたので、今後、頭の体操にこれを使ってみようと思っています。
活動のまとめを行う
最後に参加者全員で感想を述べ合い、
『みんなで正しいことをして未来を変えよう』
から
『みんなで楽しいことをして未来を変えよう』
に転換していこうという確認をして活動を終えました。
楽しく頭を使い、他のメンバーとたくさん交流をした、充実した1日でした。
あなたはどんなアイデアを思いつきましたか?