知事の仕事に不可欠な応接室

【都道府県政についてどのように勉強しますか?】

〔県庁へ行こう〕

先日、所属している『町のことを考えよう学級(政治学級)』のメンバーで、県議会の傍聴に行ってきました。
八女市役所に集合し、バスに乗って福岡県庁まで約1時間、地元県議たちの県政報告を読みながら過ごしました。

地元選出県議との懇談

県庁では会議室に通され、まず地元県議と懇談をしました。
八女から出ているのは頼もしいイメージの桐明議員(自民党)と、とても美しい野田議員(国民民主党)のお二人です。

お二人の活動内容などを聴いた後、メンバーから
「無駄に思える公共事業がある。見直しが必要」
「県や八女の借金はどのくらいか」
「八女の中心街の再開発について要望をあげてほしい」
等の意見、質問、要望が出されました。

福岡県庁11階から眼下を望む
福岡には港も飛行場も新幹線の駅もあります

八女市の課題について、具体的な事業名や金額等がたくさん出てきましたが、話された内容を一般化すると次のようなことでした。

  • 政治家は辞めてしまえば責任を取らなくて済む。そこが問題である
  • 政治家は何でも市民、県民にわかるように活動してほしい
  • 私たち国民も、しっかりチェックをしていかなければならない
  • 何十年も前から変わらない制度がある。定期的な見直しが必要 
  • 課題はたくさんあるが時代とともに変わるものもあるので、優先順位を見直していかなければならない
  • 計画をしても実現するまでに長い年月がかかる。新しいことをやると、いつどこにどんな影響が出るかということをしっかり見通していかなければならない
  • 我々の世代だけでなく、子、孫の世代を考えて国づくりをしていかなければならない
  • まず地域が意見をまとめて動く。そして先進的な事例を作って、八女市から発信していくことを考えたい

庁舎見学と県知事面会

その後、行政棟の見学をしました。

11階にある物産観光展示室《福岡よかもんひろば》では県内60市町村の特産物や伝統行事等が展示されており、とても勉強になりました。
私は福岡県が北九州、福岡、筑豊、筑後の4地域に分かれているということも、八女の属する筑後地域には9市3町があることも知りませんでした。まだまだ勉強することが盛りだくさんです。
八女市も福岡県内にあるのに、周りの方が
「福岡に行ってきた」
という言い方をするのが不思議でしたが、福岡地域を指していたのか!と、納得しました。
《福岡よかもんひろば》は見晴らしも良くて、県庁は福岡空港、駅、港が見渡せる場所にあるのだなと思いました。

福岡県庁にある物産観光展示室《福岡よかもんひろば》
県内各地の特産物や文化について発信

知事室の応接室は豪華だけれどデザインがシンプルで落ち着いた雰囲気でした。
絨毯が高級すぎて夫が乗った車椅子のタイヤが沈んでしまい、押すのには苦労しましたが……。

小川知事は小麦色の肌をした若々しい65歳。
オリンピック、パラリンピックの話、スポーツ振興の取り組み等について話してくださいました。
スポーツは「やる、見る、支える」という参加の仕方があるので、ぜひ取り組んでほしいとのこと。

県知事室にある掲示物
スポーツ振興に力を入れているだけありスポーツ選手との交流の様子が多く掲示されています

議会傍聴

その後会議室でお弁当をいただいた後、議会傍聴をして帰りました。
17の一般質問のうち教育関係のものが4、4つの代表質問の中には全てに教育関係の問題が含まれていました。
全ての傍聴はできなかったので、福岡県議会HPで福岡県の教育課題、教育実践についても勉強していきたいと思います。

あなたは都道府県政についてどのように勉強しますか?

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