子どもの自己コントロール力協会

【子供たちにどのような活動を提供できますか?】

学習発表会の様子1

〔小学生の発表力〕

地域の人間として

地元の小学校で学習発表会が行われると聞き、参加してみました。
広い体育館は人でいっぱいで、いつもは静かなこの町に、こんなに若い人がいるのだなあと驚いてしまいました。

1年生から順番に発表があったのですが、どの学年も生き生きと楽しげに表現し、観客席の児童たちも大笑いしたりして表情豊かに観ているのが印象的でした。

学年の発達段階に応じた内容

1年生はお家の仕事について勉強したことを劇にし、家族や地域の人への感謝の言葉を述べました。
大勢の前でも臆することなく、大きな声で演じていました。

2年生は学校の周りの生き物を紹介し、詩の群読や鍵盤ハーモニカ演奏も披露してくれました。
場面から場面への移り変わりがテキパキとしていて、かっこよかったです。

3年生はスーパーマーケット見学で学んだことを劇にして、わかりやすく発表しました。
歌やリコーダー演奏も素敵でした。

4年生はふれあい遠足の報告で、1年生から3年生までをまとめて、リーダーとして活動した苦労などを発表しました。
話を聴いてもらうにはどのような工夫をしたら良いか、1年生にも楽しんでもらうにはどんな活動をすれば良いかなど、試行錯誤した様子がよくわかりました。
それと、
『町のみんなが楽しく安心してくらすにはどうしたらよいか』
という課題をもち、車椅子体験などの福祉体験をしたことを発表しました。
子供たちが導き出した結論は、『相手の身になって考え、自分にできることを探す』というもの。
みんながそういう視点で生活すれば、暮らし良い町になること、間違いありませんね。
クイズなども取り入れ、観客を巻き込む工夫が素晴らしいなと思いました。

5年生は『威風堂々』のリコーダー演奏で入場し、職場体験の報告をしました。
12種類の会社、施設に分かれて体験したということで、それを手配した先生もすごいし、受け入れてくれる地元の方々もすごいと思いました。
農家、缶詰工場、スポーツ用品店、養護施設、保育所など、子供たちが来ればそれだけ時間が取られて生産性が低くなるのに、しっかり体験をさせてくれたようです。
子供達が働くことの楽しさだけでなく、苦労なども身をもって味わったことがよくわかる発表でした。

6年生は修学旅行で長崎に行って学び、それを元に平和への取り組みについてアンケートをとる活動
を行った報告をしました。
自分たちで動画を作成し、平和集会を企画することと、平和教育や人権教育で学んだことを新聞やポスターで知らせること、2つのことを提案しました。
プレゼン動画も自分たちで作成したそうです。

地力と指導力に感動

学んだことを自分たちの生活に活かし、よりよく生きようとする姿に感動するとともに、それを指導した先生方の苦労に頭が下がる思いでした。

こういう、自分で考えみんなで協力して創り上げる活動は、いくらAIによる学習が入ってきても真似できない部分だと思うので、ぜひ続けていってほしいなと思いました。

あなたは子供たちにどのような活動を提供できますか?

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