改革するべきは

【身の回りのどんなことを改革したいですか?】

〔改革のために大事なこととは〕

先日は用事が入っていなかったので、3本の映画を観ました。
1本は新海誠監督の『言の葉の庭』。相変わらず風景描写が美しかったです。
それと、2回目の鑑賞になる『毎日かあさん』。西原理恵子さんの漫画が大好きです。
そして『県庁の星』も2回目の鑑賞でした。

映画『県庁の星』に共感

以下は『県庁の星』のネタバレを含んでいるので、これから鑑賞する予定があって読みたくない方は注意してくださいね。

『県庁の星』は、県庁のエリートだった主人公が、交流研修でスーパーに赴く話です。
県庁に勤務していた時と同じように行動して苦労する辺りが、教員を辞めて会社勤めを始めた頃の自分と重なって、苦しいやらおかしいやらなのです。

品物がたくさん並ぶスーパーの店頭

県庁職員はなんでもマニュアル通り、組織や制度を重視します。
けれどもスーパーには長年培ったスーパーのやり方があり、激しく対立するのです。
それが、あることをきっかけに歩み寄っていくのですが、そこからのスーパー改革がとても興味深いのです。

教員時代と比べる

私が教員を辞め、会社員になった時も、あまりにも世界が違うので驚きました。
教員時代は受け持ちの子供達や保護者から要望があると、それを叶えようと全力で対応しました。けれども会社ではどこまでやれるかを提示し、交渉し、譲れないところは譲りませんでした。

教員時代は担任1人で何役もこなしていましたが、会社ではチームを組んでそれぞれの仕事内容に合った人が担当をします。
会社には指導要領のような決まった内容があるわけではないので、主体性や創意工夫が求められます。
対立がないように気を使っていた教員時代とは違い、会社ではみんなが自分の考えを主張して、時には激しい言い争いになることもありました。

要求されても断ります

けれども私は長年いた学校の空気に慣れすぎていて、そこからどう飛び出したらよいかわからないままに過ごしてしまいました。

大事なこと

この映画の中で、スーパーでの研修を終えた主人公が県庁に戻り、
「県庁も改革が必要だ」
と主張する場面があります。
その時のセリフが
「大事なのは組織や制度を変えることでなく、意識を変えることだ!」
でした。

学校教育に関わって様々な問題が出てきている今、組織を見直すこと、制度を見直すことはもちろんですが、全国民が意識を変えるべき時代になったように感じています。

公教育が果たすべき役割は何か、子供達のために保護者は何をし何を学校に委ねどう協力していくのか、教員が力を入れるのはどの部分か、地域住民には何ができるのか、教育委員会や文科省が優先すべきは何なのか……。


子供達は日本の未来を担う宝物ですから、全国民が本気で考え、改革していかないとならない時期に来ているのではないかなと、この映画を観ながら考えました。

あなたは身の回りのどんなことを改革したいですか?

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