〔ピクサー作品から得る人生訓〕
久しぶりに再見
先日久しぶりに、ピクサーの『レミーとおいしいレストラン』という映画を観ました。
この映画は2007年に公開され、アカデミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞などを獲得した作品です。
ネタバレになるので詳しいことは書きませんが、この作品には人生訓がたくさん詰まっているとおもいます。
そして題名からもわかるように、レストランを舞台にしているので、美味しそうな料理がたくさん出てきます。
その料理を中心に据え、金銭欲、名誉欲など、人間らしい弱さも描いています。
料理を題材に描かれる人間模様
大雑把にいうと、才能に恵まれていない登場人物と、境遇に恵まれていない登場人物とが、協力しあって何事かを達成しようと努めます。
一緒に目標に向かっている時は良いのだけれど、評価されるようになるとお互いに嫉妬の情が湧く場面が、とてもリアルだなと思いました。
この映画が支持されているのは、料理という多くの人間の関心事をテーマとして扱い、そこへ、友情、師への尊敬、仲間への愛、家族愛、恋愛などを見事にちりばめているところに理由があるのではないかと思います。
作品中に繰り返し出てくる名シェフの言葉「誰でも名シェフ」には、先入観への挑戦、能動的に生きること、一流になるための意志、挑戦する勇気、自分自身の限界を決めないことなど、たくさんの教訓が含まれています。
美味しい料理はかたくなな心も温め、幸福感に導きます。
それを描いた作品のエンデイングは、最高だと思いました。
料理の意義を再確認
日に数回ずつ体に直接取り入れる食事を、単なる『エネルギー源』『栄養補給』と捉えるか、それとも『創造』と『発見』の賜物とみるかで、毎日の暮らしは随分違ったものになるだろうなと思いました。
あなたはどのような思いで料理を口にしますか?
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