『2019.5.21〜学校が遠くて通学が辛い』
学校が遠いといっても、基本的には校区内だと思います。でも、高学年にとってはそうでなくても、入学したての子にとってはかなり遠い、途中に危険な箇所があって心配ということはあるかもしれません。
そういう場合は入学前に機会を見つけて通学路を一緒に歩き、
「ここは車が多いから特に気をつけようね」
「ここは人通りが少ないから、何かあったら子供110番のあの家に逃げ込むんだよ」
などという話を繰り返ししておきましょう。
学年によって下校時刻は違いますが、登校時刻は同じなので、慣れるまでは近所の高学年の子に一緒に歩いてもらうという方法もあります。
《親子の会話例》
(子)うちの学校も自転車通学ができるといいのにな。
(大人)自転車で通うほど遠くないでしょ。
(子)でも、一度家に帰って野球の練習に行くの、けっこう面倒だよ。
(大人)ああ、そうか。でも、自転車通学は危なそう。
(子)朝は混むからね。でも、僕はまだいいけど、A君なんか家が遠いから大変らしいよ。
(大人)走って帰って走って練習に行けば、練習最初の走り込みいらないんじゃない?
(子)確かに。
私は小学校が家の隣にあったので、通学距離の長い子が羨ましくて仕方がありませんでした。お友達と話しながら歩いたり、道端の草花や虫を見ながら歩いたりするのが憧れでした。
それに、家が近すぎて忘れ物をしてもすぐに取りに帰れたのが、私のような忘れん坊を育てる一因になったと思っています。忘れ物ができない遠い家の子は、持ち物準備がきちんとできるしっかりさんになるのではないでしょうか。
教員時代には、学校から近い家が、家族の帰りが遅い子の溜まり場になるという問題が起きました。
ですから、家が学校に近いからいいということは、一概には言えないと思います。
安全面だけはしっかり対応しておきたいものですね。
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