少年団に向いてないのかな?

【少年団に向いてないのかな】

『2019.4.28の相談〜少年団に向いてないのかな』

少年団活動については、その地域、団体によって、教育方針もシステムも違うのでなんとも言えませんが、一つ言えるのは
「子どもの意思を尊重して欲しい」
ということです。
親御さんが入団を強制したり、退団を認めなかったりするケースがありますが、実際に活動するのは子どもです。勧められて入ってみたものの楽しめない、友達や指導者との人間関係が苦痛、思っていたより自分の時間が削られる等の理由で辞めたくなる子もいます。

大人にしてみれば、せっかく入ったのだから途中で辞めさせたくない、もっと上達すれば楽しくなるだろう、という気持ちになるのもわかるのですが、子どもの貴重な時間やお金と引き換えに苦痛を手に入れるというのはおかしな話です。

一旦辞めてみたらやっぱりやりたくなって、再入団するという子もいます。その場合は自分の意思で入るのですから、目一杯応援してあげてほしいものです。

 

《親子の会話例》
(大人)A君、野球辞めちゃうんだって?
(子)そうなの?確かに前から練習がきついって言ってたけど。
(大人)連休中も練習ぎっしりでしょ?家族とも出かけられないって。
(子)家族との時間も大事だけど、ぼくは野球の練習もしたいな。
(大人)練習についてこられない子って結構いるの?
(子)うん。新しく入った子たちは「きつ過ぎ」って言ってる。
(大人)慣れるまでが大変なのかもね。

 

私も教員時代、たくさんの活動を見、自分自身も指導をし、母親として娘の少年団活動に関わりました。その中でいつも問題を感じていたのは、子ども、保護者、指導者、地域の『温度差』があることです。

子どもは仲間と一緒に楽しく活動できれば満足なのに、親は技術の向上を、指導者は精神面の育成を、地域は大会で優勝することを望んでいるというように、それぞれの思いがバラバラだと、同じ指導内容や指導方法を見ても、
「厳しすぎる」
「甘すぎる」という批判が出ることになります。

それぞれの思いをすり合わせることが大切だと思います。
もしもそれでもお子さんがやりたくないと思うのであれば、きっと他に、その子の喜びとなり成長となるものが待っているのでしょう。

少年団活動(吹奏楽を例に)になじめない子へのアドバイス

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