『2019.4.26の相談〜一人部屋はぜいたく?』
「一人部屋が欲しい」
という子の相談は、かなり多く寄せられます。特に高学年になると、
「一人になりたい時がある」
「親に干渉されたくない」
という思いが出てくるようです。
その気持ちは、私自身もそうだったのでよくわかります。
私の場合は交渉の末、一部屋を自分用にもらうことができました。ただ、部屋の数が少ない家だったり、子どもの数が多かったりすると、物理的に一人部屋を手に入れるのは難しいですよね。
また、ご両親が一人部屋は必要ないと考えているご家庭もあるようです。
《親子の会話例》
(子)ぼく一人っ子でよかったな。
(大人)いつもは兄弟が欲しい!って言ってるのに。
(子)だって、周りの子たち、自分の部屋がないって愚痴ってるもん。
(大人)そうか、兄弟がいたら全員に一人部屋って難しいかもね。
(子)いつも誰かと一緒なんて息苦しいだろうな。
(大人)あなたの場合は、部屋があっても居間にいることの方が多いけどね。
(子)今のところね。でも、やっぱり自分の部屋は落ち着くよ。
(大人)きちんと片付けたら、もっと落ち着くと思うけど。
ご両親が
「一人部屋は必要ない」
という方針であれば、お子さんとじっくり話し合う機会をもちたいものです。
そして、お互いが納得のいく結果を導きたいですね。物理的に一人部屋をつくるのが難しい場合は、一人暮らしをする年齢まで待つしかありませんが、その場合も、現在不満に思っていることを聴いて一緒に何らかの対策を立てることはできるでしょう。
それは間仕切りをして一人用のスペースを作る、プライバシーを守るためのルールを家族間で作る、近くに勉強ができる図書館などがあればそこに通うようにする、といったことです。
「一人部屋が欲しい」
という願望は、大人が考えるよりも強烈なものがあるので、ぜひ真剣に考えてあげて欲しいと思います。
メルマガ【幸せ言葉教育】の申込はこちらから
この記事へのコメントはありません。