子どもの自己コントロール力協会

【ペットが死んで悲しい】

可愛がっていた小鳥が死んで涙がとまらない

『2019.4.17の相談〜ペットが死んで悲しい』

私も子ども時代、可愛いマルチーズを飼っていて、情緒不安定だった中学、高校時代はその存在に大いに助けてもらいました。

その子は私が大学進学のために一人暮らしを始めてから老衰で死んだので、私は悲しみながらも、割合すんなりとその死を受け入れることができました。
でも、近くにいて、今まさに体温を感じているペットを亡くしてしまったら、その悲しみはとてつもなく大きいですね。

 

《親子の会話例》
(子)今日、A君、学校休んだよ。
(大人)病気?
(子)飼ってたハムスターが死んじゃったんだって。
(大人)それはショックだね。
(子)白いからユキって名前つけて、妹みたいに可愛がってたんだ。
(大人)そうかあ。ペットは家族の一員だもんね。悲しいよね。
(子)励ましに行った方がいいかなあ。
(大人)うーん、そっとしておいた方がいいかも。どっちがいいかなあ。
(子)A君のお母さんに電話して、A君の様子を聞いてみてくれない?

 

ペットを亡くして起こる悲観反応をペットロスと言いますが、日本はこのペットロスへの支援体制が遅れているそうです。時に
「ペットが死んだくらいで……」
という心ない言葉に耐えながら、普段と同じように生活を営むのは難しいですね。

涙が出てくる時には大いに泣いて、話を聞いてくれる人に思いをぶつけるなど、無理をしない期間が必要だと思います。供養をし、死を受け入れられるようになったら、できることからしていけばいいでしょう。
でももしも、生活に支障をきたすような症状(強い疲れや不眠、食欲不振など)が出てきたら、心療内科やソーシャルワーカーに相談しましょう。

最後に、ペットを亡くした人に向けた詩『虹の橋』を紹介します。検索すればすぐに読めると思います。
世界中で愛されている詩が、悲しみを少しでも癒してくれますように。

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