子どもの自己コントロール力協会

【兄さんと比べられるのが嫌】

兄さんと比べられるのがイヤ!

『2019.4.15の相談〜兄さんと比べられるのが嫌』

兄弟姉妹に限らず、友達とも、それ以外の子とも、『比べる』ということには何の意味もありません。それぞれに個性があり、長所も短所もあるからです。

どこか一面’だけを見て
「誰かより優れている」
「誰かよりできていない」
ということを言って、それが何になるのでしょう。
そもそも
「優れている」
「できていない」
などの評価基準は何なのでしょう。

誰かと比べられることを気にする必要は全くありません。

 

《親子の会話例》
(大人)元気ないね。
(子)いっぱい練習してるのに、バントがうまくいかないんだ。
(大人)あなたは思い切りバットを振るのが合ってるんじゃないの?
(子)でも、A君みたいに両方上手だと、いろんな打順に入れるから試合に出やすくなるでしょ。
(大人)A君を目指して練習するのはいいと思うけど。同じようにできなくてもいいじゃん。
(子)うーん。
(大人)チーム内に色んな選手がいる方がいいと私は思うけど。
(子)そう言われればそうかも。

 

日本の公立学校は
「みんなと同じようにできること」
を評価する場面が多すぎると私は考えています。子どもはその子らしく生きることができていれば、それで良いと思うのですが。

お兄ちゃんができていたことをできないのは個人差です。お兄ちゃんが得意なことが苦手なのは個性です。

兄弟とはいえ別の人間です。比べるのであれば1年前のその子本人と比べて、できるようになったことや背が高くなったことなどを認めれば十分ではないでしょうか。

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