子どもの自己コントロール力協会

【のんびり屋っていけないこと?】

『2019.2.10の相談〜のんびり屋っていけないこと?』

私は幼稚園時代、運動会はビリばかりでした。競争の意味が全く分かっていなかったのです。
ボーッと妄想をするのが好きな子だったので、よくのんびり屋と言われ、母に嘆かれたものです。

小学校に上がって競争する楽しさを知り、リレーの選手などに選ばれるようになると、母はとても喜びました。ですから私は
「のんびり=あまり良くないこと」
と思っていました。

確かにスピードや効率が求められる場面では、損をすることもあるかもしれません。協調性がないように思われることもあります。
でも私は教員時代の経験から、のんびり屋さんには良い面がたくさんあると思っています。

 

《親子の会話例》
(大人)あれ?今日は機嫌悪いねー。
(子)今日の6年性を送る会の練習、A君のせいで散々だったんだ。
(大人)どうしたの?
(子)A君、鈍くさいから、挨拶もダンスもみんなと合わないんだよ。
(大人)そうかあ。でもA君って少し時間がかかるだけで、いつも結局はうまくやるじゃない。
(子)まあ、確かに。
(大人)しっかり理解してから動くタイプなんじゃない?
(子)まあ、そうともいえる。
(大人)あなたとは真逆のタイプだから、イライラしちゃうのもわかるけどね。

 

のんびり屋さんには良い面がたくさんありますが、一番の長所は一緒にいると癒されるところでしょう。競争心や執着心が強くなく、穏やかで楽観的な感じなので、そばにいると落ち着きます。
これからますますAIが活躍する時代になってくると、人間はスピードや効率ではかなわないので、逆に人間味あふれるのんびり屋さんが評価されやすくなってくるのかもしれません。

どのような子も、自分の個性に合った、長所を生かせる場で活躍できると良いなと思います。

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