〔ネガティブ部分に向き合う〕
代表的な法則の一つ
新型コロナウイルス感染症関連の記事で、久しぶりに『さしみの法則』を見かけました。
『さしみの法則』というのは、社会集団の中で構成される人たちは3:4:3(さ・し・み)の割合で分けられるというもの。
よくハチやアリで例えられますが、例えば働きアリの集団がいたとして、
- 3割はよく働くアリ
- 4割はほどほどに働くアリ
- 3割が働かないアリになる
そうです。
働かない3割のアリを排除しても、残ったアリたちがまた3:4:3に分かれるのです。
面白いですね。
様々な集団に当てはまる
セミナーをやると、
- 3割が「感動しました!」とテンションの高い感想を述べ、
- 4割が「勉強になりました」と予想通りの感想を書き、
- 3割が何も言わず書かず、帰っていく
という感じ。
セミナー講師をしている友人は、以前、
「話が響かなかった3割は気にしない。感動してくれた3割とほどほどに感じてくれた4割を大切にする」
と話していました。
日常生活の中の人付き合いに関しても同じようなことが言えるかもしれません。
原則に抗う必要がある場合もある
けれども学校はそうではありません。
担任が学級の中を見回した時に(母数が少ないのできれいに3:4:3にはならないにしても、大体この通りになると仮定すると)、自力でやれる子と、教えればできる子に注力して、教えてもなかなか身につかない3割の子は放っておくというわけにはいかないのです。
会社組織もしかり、政治もしかりではないでしょうか。
自分にとってネガティブな3割の存在にどう向き合うか、そこが組織のカラーを決める要因の一つではないかと思います。
あなたは自分の周りには『さしみの法則』がありますか?
あるとしたら、どう対応しますか?