〔アウトプット前提のインプットを〕
インプットが成果と直結しない時
最近、若い方からの相談を受けることが多く、刺激を受けています。
若い方々は私の時代と違って受け取る情報量が多いからでしょう、とても物知りで、様々なことを考えています。
けれども、それを表現するのは苦手な人が結構いるなという印象をもっています。
「こんな本を読みました」
という話はできますが、
「どんな学びがありましたか?」
と尋ねると、口籠ってしまうのです。
ハウツー本の方が活かしやすい理由
かくいう私もそうでした。
教員時代、今の教育にはビジネスの考え方が必要だと感じてたくさんのビジネス書や成功哲学の本を読みました。
読むと勉強した気になって大きな満足感が得られるのですが、ある時、読んでも読んでもちっともそれを活かせないことに気づきました。
明治図書や学事出版から出ている教師向け“ハウツー本”はすぐに覚えて使えるようになるのに、どうしてだろうと考えて気づきました。
“ハウツー本”は必要があって読み、読んだらすぐに学級で試していましたが、ビジネス書は読みっぱなしだったのです。
教師を辞める数年前からブログを書き始め、そこで読んだ本の内容をシェアするようになって、ようやく頭の中で整理でき、本当に理解、定着できた気がします。
今は本を読む時に、これをどのように人に伝えようかと考えながら読んでいます。
せっかくのインプットを活かそう
読んだものは自分の中のどこかしらに貯まっているのだとは思いますが、アウトプットしておかないと、自分の中のどこにしまわれているのかわからないという感じです。
連休に入り、でもなかなか出かけられない状況なので、読書や映画鑑賞をする方も多いと思います。読んだり観たりしたら、ぜひアウトプットすることをお勧めします。
文章に書いてもいいし、オンラインで人と話してもいいし、絵や音楽で表現するということもできるかもしれません。せっかく取り入れたものは自分の中に定着させたいし、自分を通して周りにも伝えていきたいなと思うのです。
あなたはどんなことをどのようにアウトプットしますか?