〔置かれた状況をどうとらえるか〕
逆境の位置づけ方に違いが見える
今回の新型コロナウイルス感染症の影響と、先生方とのお茶会で感じたのは、目標を達成しようと思ったら、逆境を想定して計画の中に盛り込む必要があるなということでした。
私の本業である物販界では、経営に行き詰まるほど売り上げが落ちた会社と、逆に売り上げを伸ばした会社とがあります。
例えば、外出自粛で買い物に行きにくくなったため、生活必需品を扱う仲間は売り上げを伸ばしましたが、贅沢品を扱っている仲間は売り上げを下げました。
(贅沢品を扱っている会社の中にも、「大変な時だからこそ、ストレス解消のために贅沢な時間を過ごしましょう」ということで売れている会社もありますが。)
教員の世界でも、休校になって
「子供たちのために動画配信するぞ!」
「普段できなかった勉強をするぞ!」
と意気込んでいる先生と、
「授業できないじゃん。今、自分は何をしたらいいんだ?」
と困っている先生とがいます。
売り上げを上げた会社と落としてしまった会社、休校中の時間を有意義に過ごせる先生と暇を持て余す先生、この差は、普段の生活から来るものだと感じています。
かならず訪れてきた“あの時期”
普段、想定通りの生活を何気なく送っていると忘れがちですが、歴史を振り返ってみると何年かごとに逆境の時が訪れています。
今回のような大規模な感染症はあまり想定できなかったかもしれませんが、リーマンショックや大震災など様々な形で、それまでの生活を大きく変えるような出来事というのはやってきます。
だから、自分の目的や目標がしっかりとあって、それに向けて計画的に人生を歩むのであれば、逆境という想定も盛り込まなければならないのだなということを今回学びました。
かくいう私も今回、
「日頃から、これに時間を割かずにこちらに力を入れておけば良かった」
という反省があるので、目標、計画の立て直しをしているところです。
全国に出された緊急事態宣言は5月6日まで続き、もしかしたら延長することもあり得ます。
今からでも、この逆境をチャンスにするにはどうしたら良いかを、真剣に考えようと思うのです。
あなたは逆境をどのようにチャンスに変えますか?